それは遡ること少し前。
新任教師の歓迎会
大谷は校長やら教頭やらPTA会長とかにかなり飲まされとった
『大谷先生 まぁ一杯』
『は…はいっ』
『わしからも一杯』
『はい』
『ほなボクも一杯』
『えっと もうそろそろ…』
『オレの酒だけのめんってわけないやろ。
まったく近頃の新人は…』
『いえ いただきます』
てな訳で呑めや呑めやの嵐が吹きすさぶ中
いつもの許容量はとっくの昔に超えてデッドゾーン突入!か?
しかしまだまだしつこいおやじ軍団
『大谷くん…わしの酒も…』
『んっ…(コップを差し出す)』
『ダメよっ♪』
コップを手で蓋してウィンクひとつしてきたんは
学校のマドンナ?松田紀香先生
そっと大谷の隣に座ってきた
『ダメっ そろそろドクターストップ♪
大谷先生に飲ませすぎですよ…急性アルコール中毒になっちゃうわ』
てな具合で
おやじ軍団から大谷を守って部屋隅へと移動した。
『大谷先生大丈夫ですか?』
『んー あかんって もーのめ…んっ』
『お水飲みましょか?ほら…ちゃんと座って…』
『んーーー。リサ』
『いやですわ大谷先生。私は紀香ですよ』
『ん。』
酔っぱらい大谷は目の前におるんが彼女のリサだと思い違いをしていた。
そのまま膝に倒れ込み…
すやすやと寝息を立てて眠ってしまった。
『松田先生 飲んでますかぁ…ってあぁ大谷先生何してんですか?』
『リサ…。』
『大谷先生は酔っぱらってしまったみたいで…』
『うらやま…いや ダメですよ。ほら大谷先生起きて』
見かねた岡村先生が起こそうとしても
熟睡ちびっこ先生は夢の中でびくともしない。
それでもなんとか大谷を松田先生からはがして
奥座敷へと運んだ。
『大谷 先生って酒癖悪いなぁ(笑)』
『ほんと…でも可愛い』
『えっ』
『ほほほほ なんでもありませんわ。ここは私が見てますから
岡村先生は大谷先生の…同居人に連絡してくれませんか?』
『同居人?』
松田先生が探し当てメモ書きしたその番号を呼び出す。
『もしもし…私舞戸小学校の岡村と申します。
大谷先生が酔いつぶれてしまって 迎えに来ていただけますか?』
★★★
松田先生は大谷の寝顔を見ながら
その唇を指ではじいた。
『可愛いのよねぇ…大谷先生って食べちゃいたい(笑)』
じつは松田先生は新任の先生が入ってきたら
どうしても試食したくなるという
魔性の女だった。
今年の新人である大谷先生も毒牙に掛けたかったのだが
どうしてもこの大谷だけは誘いすら乗ってこない。
何かというと
『彼女が待ってますから…』とか
『彼女が…』
『彼女』
ってどこの愛妻家ですかって…
まだ結婚していないのだからひと夏の経験なんていいはず
それなのに何かにつけて断ってくる
『あの彼女がいなくなればいいのよね…。』
悪事を働く人というのは
こうゆう事に関して回転が速いと思う。
ぽんっとひとつ手を打って
『別れてもらえばいいのよ♪ 簡単ね』
作戦を練り始めた。
新任教師の歓迎会
大谷は校長やら教頭やらPTA会長とかにかなり飲まされとった
『大谷先生 まぁ一杯』
『は…はいっ』
『わしからも一杯』
『はい』
『ほなボクも一杯』
『えっと もうそろそろ…』
『オレの酒だけのめんってわけないやろ。
まったく近頃の新人は…』
『いえ いただきます』
てな訳で呑めや呑めやの嵐が吹きすさぶ中
いつもの許容量はとっくの昔に超えてデッドゾーン突入!か?
しかしまだまだしつこいおやじ軍団
『大谷くん…わしの酒も…』
『んっ…(コップを差し出す)』
『ダメよっ♪』
コップを手で蓋してウィンクひとつしてきたんは
学校のマドンナ?松田紀香先生
そっと大谷の隣に座ってきた
『ダメっ そろそろドクターストップ♪
大谷先生に飲ませすぎですよ…急性アルコール中毒になっちゃうわ』
てな具合で
おやじ軍団から大谷を守って部屋隅へと移動した。
『大谷先生大丈夫ですか?』
『んー あかんって もーのめ…んっ』
『お水飲みましょか?ほら…ちゃんと座って…』
『んーーー。リサ』
『いやですわ大谷先生。私は紀香ですよ』
『ん。』
酔っぱらい大谷は目の前におるんが彼女のリサだと思い違いをしていた。
そのまま膝に倒れ込み…
すやすやと寝息を立てて眠ってしまった。
『松田先生 飲んでますかぁ…ってあぁ大谷先生何してんですか?』
『リサ…。』
『大谷先生は酔っぱらってしまったみたいで…』
『うらやま…いや ダメですよ。ほら大谷先生起きて』
見かねた岡村先生が起こそうとしても
熟睡ちびっこ先生は夢の中でびくともしない。
それでもなんとか大谷を松田先生からはがして
奥座敷へと運んだ。
『大谷 先生って酒癖悪いなぁ(笑)』
『ほんと…でも可愛い』
『えっ』
『ほほほほ なんでもありませんわ。ここは私が見てますから
岡村先生は大谷先生の…同居人に連絡してくれませんか?』
『同居人?』
松田先生が探し当てメモ書きしたその番号を呼び出す。
『もしもし…私舞戸小学校の岡村と申します。
大谷先生が酔いつぶれてしまって 迎えに来ていただけますか?』
★★★
松田先生は大谷の寝顔を見ながら
その唇を指ではじいた。
『可愛いのよねぇ…大谷先生って食べちゃいたい(笑)』
じつは松田先生は新任の先生が入ってきたら
どうしても試食したくなるという
魔性の女だった。
今年の新人である大谷先生も毒牙に掛けたかったのだが
どうしてもこの大谷だけは誘いすら乗ってこない。
何かというと
『彼女が待ってますから…』とか
『彼女が…』
『彼女』
ってどこの愛妻家ですかって…
まだ結婚していないのだからひと夏の経験なんていいはず
それなのに何かにつけて断ってくる
『あの彼女がいなくなればいいのよね…。』
悪事を働く人というのは
こうゆう事に関して回転が速いと思う。
ぽんっとひとつ手を打って
『別れてもらえばいいのよ♪ 簡単ね』
作戦を練り始めた。
ありりん、ヤッパリ殴ると痛いもん持って堺駅まで行くから待ってて(笑)