コンプレックス-大谷敦士の場合-3

『集合』

ノリマユの号令でみんな体育館の真ん中に集まった。

『今日からマネージャーやってもらう　神崎真由。オレの妹や』
『神崎真由です。いつもお兄ちゃんがお世話になってます』

そうゆうた女の子は…
昨日すれ違った　くしゃみくしゅんの女の子

『えっ　　ノリマユの妹!!』
『わぁ似てないのにも程があんなぁ…』

『まぁ　みんな真由をよろしく。あと手は出すなよ。』
『『『はーい』』』

にこっと笑った顔がとても可愛くて…
なんか胸がドキっと音を立てるのがわかった。

『ほーーーー大谷センセはあーゆー子が好みなんだ。』
『なっ』

『あははは　わかりやすっ　あのこなら『くしゅん』やろしな』
『ちょ…吉井。中尾。』

からかわれればからかわれるほど顔が赤く成ってく。

『大谷　顏赤い』
『すんませーん　マネージャーこのちびっこがキミにひとめほ…』

『あほかっ!!!!!』

こいつら嫌や。

『中尾　吉井　大谷何さわいどるねん』
『『『すいません!!』』』