店内に戻ったら
『よっ 男前で女ったらしの大谷くん 来てるよ』
『へっ?』
くいくいっと店長が親指を向けた先に
おる姿。見た瞬間ドキっと…心臓が高鳴った
別に自らキスしたわけでも浮気でもないんやけど…
後ろ暗いのは確かな話
『おっ…小泉』
かなり怪しい笑顔で声かけてみたんやけど…
小泉は声もあげずに右手を挙げた
なんか小泉ご機嫌ななめやんけ
『えーっとバイトもうすぐ終わるからご飯でも食べに…』
『いかへんっ』
『えっ?小泉』
『女ったらしの大谷あっちでお客さん呼んどるで…』
店長の声がオレを呼ぶ
誰が女ったらしやねん
『小泉とにかく30分後いつものとこで待っといて』
★★★
バイト終わっていつもの待ち合わせ場所
従業員通用口の処に小泉はおらんかった
『こいずみーーーーーおーい 小泉』
オレを脅かすために隠れとるかもしれんと何度か呼びかけたけど
返事がない もしかしてほんまに先に帰った?
『小泉ーーーーー』
よく見ると通用口近所にある焼却炉でしゃがみ込んで…
も…もしかして泣いて?
『小泉 何泣い『泣いてへんもんっ』』
小泉が勢いよく立ち上がった
『なんもないことないやろっ』
オレはその肩をつかんだ
『いやーーーーー触らんといてっ女ったらし』
小泉に思い切り突き飛ばされついでに拒絶
触らんといて女ったらしって意味わからん。
『小泉』
『嫌やっ』
『オレが何してん ちゃんと意味説明してくれ』
『うっうぇ…』
小泉からあふれ出るのは説明の言葉やなくて涙
落ち着かさんな…
けど涙に濡れる長い睫と小刻みに震える肩とか
なんか…
妙に色っぽく可愛い
ここからは男のアホな思考
…キスで落ち着かせようと顔を近付けた瞬間
『やっ!!!いややっゆうてるやん』
ドンッ!!!
『わっ…』
体を思いっきり押されてバランスを崩しオレは尻餅をついた。
『いたっ 小泉いきなしなにすんねんっ』
『ごめんっ!!』
小泉はオレが派手にコケたんにびっくりして固まった
オレはケツについたホコリをはらって立ち上がった
『大丈夫…やけどなぁ オレなんかしたか?』
素直に聞いてみたのに小泉は無言
『はぁ…』無意識な溜息。
今日は なんかため息の大安売りみたいな日やな
『あんな大谷』
『ん?』
やっと口火を切った小泉から出た言葉
『大谷は あたしと別れるん?』
『はぁ!!!!!!』
思わず大きな声がでた。
『別れるってオレと誰が?』
『大谷と小泉リサが…』
『なんでやねん。何がどーしたらそうなんねんっ』
別れる?オレが小泉と?
なんでやねん そんな理由は…な…
『せやかて してたもん』
『してた?』
小泉が消え入りそうな声でゆう
『キス…知らんちっこい女の子と…してたやん ここで』
あ゛ーーーーー
なんでアレをコレで小泉が知っとんやー
そう雪…って子にここで唇奪われて『すっきりした』って言われた
『…って小泉なんでソレ知って』
『知ってるもん 店入る前に見たもん』
『ちゃうぞアレは…』
何ゆうてもアホの言い訳にしか聞こえんやろうけど
小泉に今日の出来事をしっかりお話した
『とにかく オレは…』
言葉より実力行使
小泉を抱きしめ深いキスを落とす
『んっ…』
ピクリと反応する小泉がかわいくて調子に乗って長いキスを落とす
小泉が苦しそうにオレの胸を叩いたから慌てて唇をはなした。
『ご…ごめんっ けどオレ リサとしかちゅーとかしたない。』
『ほんま?』
『ほんまのほんま』
『ほな海坊主に誓える?』
『おぅ 』
もう一度短くキスを落とすと
リサは真っ赤になってオレを見つめて言った。
『うっかり王子はええ加減に卒業してな…
大谷は…優しいし…背はちっこいけどモテんねんでっ気ぃつけてな』
なんかNGワードも含まれとったけど…
まぁええわっ(笑)
『はいはいっ気ぃつけます…』
言葉に続けてリサを抱きしめた。
オレの気持ちが伝わるように。
『こいず…あ゛ーリサの事むっさ好きやで』
『あ…あたしもっ むっさ大好きっ』
きっと
嫉妬するんも抱きしめたいんもキスしたいんも…
大好きやから…
END
『よっ 男前で女ったらしの大谷くん 来てるよ』
『へっ?』
くいくいっと店長が親指を向けた先に
おる姿。見た瞬間ドキっと…心臓が高鳴った
別に自らキスしたわけでも浮気でもないんやけど…
後ろ暗いのは確かな話
『おっ…小泉』
かなり怪しい笑顔で声かけてみたんやけど…
小泉は声もあげずに右手を挙げた
なんか小泉ご機嫌ななめやんけ
『えーっとバイトもうすぐ終わるからご飯でも食べに…』
『いかへんっ』
『えっ?小泉』
『女ったらしの大谷あっちでお客さん呼んどるで…』
店長の声がオレを呼ぶ
誰が女ったらしやねん
『小泉とにかく30分後いつものとこで待っといて』
★★★
バイト終わっていつもの待ち合わせ場所
従業員通用口の処に小泉はおらんかった
『こいずみーーーーーおーい 小泉』
オレを脅かすために隠れとるかもしれんと何度か呼びかけたけど
返事がない もしかしてほんまに先に帰った?
『小泉ーーーーー』
よく見ると通用口近所にある焼却炉でしゃがみ込んで…
も…もしかして泣いて?
『小泉 何泣い『泣いてへんもんっ』』
小泉が勢いよく立ち上がった
『なんもないことないやろっ』
オレはその肩をつかんだ
『いやーーーーー触らんといてっ女ったらし』
小泉に思い切り突き飛ばされついでに拒絶
触らんといて女ったらしって意味わからん。
『小泉』
『嫌やっ』
『オレが何してん ちゃんと意味説明してくれ』
『うっうぇ…』
小泉からあふれ出るのは説明の言葉やなくて涙
落ち着かさんな…
けど涙に濡れる長い睫と小刻みに震える肩とか
なんか…
妙に色っぽく可愛い
ここからは男のアホな思考
…キスで落ち着かせようと顔を近付けた瞬間
『やっ!!!いややっゆうてるやん』
ドンッ!!!
『わっ…』
体を思いっきり押されてバランスを崩しオレは尻餅をついた。
『いたっ 小泉いきなしなにすんねんっ』
『ごめんっ!!』
小泉はオレが派手にコケたんにびっくりして固まった
オレはケツについたホコリをはらって立ち上がった
『大丈夫…やけどなぁ オレなんかしたか?』
素直に聞いてみたのに小泉は無言
『はぁ…』無意識な溜息。
今日は なんかため息の大安売りみたいな日やな
『あんな大谷』
『ん?』
やっと口火を切った小泉から出た言葉
『大谷は あたしと別れるん?』
『はぁ!!!!!!』
思わず大きな声がでた。
『別れるってオレと誰が?』
『大谷と小泉リサが…』
『なんでやねん。何がどーしたらそうなんねんっ』
別れる?オレが小泉と?
なんでやねん そんな理由は…な…
『せやかて してたもん』
『してた?』
小泉が消え入りそうな声でゆう
『キス…知らんちっこい女の子と…してたやん ここで』
あ゛ーーーーー
なんでアレをコレで小泉が知っとんやー
そう雪…って子にここで唇奪われて『すっきりした』って言われた
『…って小泉なんでソレ知って』
『知ってるもん 店入る前に見たもん』
『ちゃうぞアレは…』
何ゆうてもアホの言い訳にしか聞こえんやろうけど
小泉に今日の出来事をしっかりお話した
『とにかく オレは…』
言葉より実力行使
小泉を抱きしめ深いキスを落とす
『んっ…』
ピクリと反応する小泉がかわいくて調子に乗って長いキスを落とす
小泉が苦しそうにオレの胸を叩いたから慌てて唇をはなした。
『ご…ごめんっ けどオレ リサとしかちゅーとかしたない。』
『ほんま?』
『ほんまのほんま』
『ほな海坊主に誓える?』
『おぅ 』
もう一度短くキスを落とすと
リサは真っ赤になってオレを見つめて言った。
『うっかり王子はええ加減に卒業してな…
大谷は…優しいし…背はちっこいけどモテんねんでっ気ぃつけてな』
なんかNGワードも含まれとったけど…
まぁええわっ(笑)
『はいはいっ気ぃつけます…』
言葉に続けてリサを抱きしめた。
オレの気持ちが伝わるように。
『こいず…あ゛ーリサの事むっさ好きやで』
『あ…あたしもっ むっさ大好きっ』
きっと
嫉妬するんも抱きしめたいんもキスしたいんも…
大好きやから…
END