『あっ 大谷くんっ』
バイト先のカフェでいきなり名前呼ばれて
オレは反射的に振り返った
『ほんまにここでバイトしとってんや♪』
声をかけてきた2人組の子らには見覚えはあった
たしか…おんなしサークルで塩崎の友達の…
あーあかん
名前が思い出せん
『あぁありがとう茶しばきに来てくれたん?何人?』
と模範的な挨拶(笑)をしてテーブルに案内しようとした時
『んーあたしらお茶しにきたんやなくて…
大谷くん今ちょっとだけバイト抜けられんかなぁ?
ほんまちょっとでええねんけど 雪が話あるって』
雪という女の子は真っ赤になってうつむいてたけど
コクリっと頷いて意思表示してきた。
それを見てた店長が
『大谷お前やるなー 行ってこい行ってこい』なんて茶化してきた
★★★
店の中で話を聞くってゆうたらそれはあかんっなんて言われたから
人目の少ない裏従業員出入り口へと連れていった。
『で 話ってなんや?』
雪って子が話あるんやから2人きりにされたんはええとしても
なかなか話を切り出そうとせん
しゃーない オレから口火を切るか…
『あのー大谷くん』
『ん』
『えっと…その…ね』
『ん』
なんて言葉のやり取りの後
雪って子は いきなし
『大谷くんが好きです。つきあってくださいっ。よろしくお願いします』
と大きな声と右手を差し出してきた
ってねるとんか?(古)
オッケーならその手を握るとかなんか?
『あー オレ彼女おんねん。せやから…』
『いえっ いいんです。2番目でも55番でも…だから』
いや…55番目ってなんやねん
オレはあのアホ遥とちゃうぞ
どうやったらわかってもらえるんか考え込んでたら
『好きなんですっ』
『うっ…』
唇にやわらかい感触
って
オレまた唇奪われてしもたっ
『あぁ すっきりした。 ごめんねっ…また学校で』
と得手勝手な言い分を残し去って…
あかん
あかん あかん あかん
『はぁ…なにまた唇…』
小泉に絶対言えん
ゆうたら『どんだけ唇奪われんねんっ アホっ!!!』って言われて
アホパンチが10発は飛んでくるか
『大谷のアホっ』って大泣きしよるかもしん
絶対それだけは避けんなあかん
『はぁーーーーーーーーーーーー』
大きなため息をついて とにかくオレは店へ戻った
バイト終わったら考えよ
バイト先のカフェでいきなり名前呼ばれて
オレは反射的に振り返った
『ほんまにここでバイトしとってんや♪』
声をかけてきた2人組の子らには見覚えはあった
たしか…おんなしサークルで塩崎の友達の…
あーあかん
名前が思い出せん
『あぁありがとう茶しばきに来てくれたん?何人?』
と模範的な挨拶(笑)をしてテーブルに案内しようとした時
『んーあたしらお茶しにきたんやなくて…
大谷くん今ちょっとだけバイト抜けられんかなぁ?
ほんまちょっとでええねんけど 雪が話あるって』
雪という女の子は真っ赤になってうつむいてたけど
コクリっと頷いて意思表示してきた。
それを見てた店長が
『大谷お前やるなー 行ってこい行ってこい』なんて茶化してきた
★★★
店の中で話を聞くってゆうたらそれはあかんっなんて言われたから
人目の少ない裏従業員出入り口へと連れていった。
『で 話ってなんや?』
雪って子が話あるんやから2人きりにされたんはええとしても
なかなか話を切り出そうとせん
しゃーない オレから口火を切るか…
『あのー大谷くん』
『ん』
『えっと…その…ね』
『ん』
なんて言葉のやり取りの後
雪って子は いきなし
『大谷くんが好きです。つきあってくださいっ。よろしくお願いします』
と大きな声と右手を差し出してきた
ってねるとんか?(古)
オッケーならその手を握るとかなんか?
『あー オレ彼女おんねん。せやから…』
『いえっ いいんです。2番目でも55番でも…だから』
いや…55番目ってなんやねん
オレはあのアホ遥とちゃうぞ
どうやったらわかってもらえるんか考え込んでたら
『好きなんですっ』
『うっ…』
唇にやわらかい感触
って
オレまた唇奪われてしもたっ
『あぁ すっきりした。 ごめんねっ…また学校で』
と得手勝手な言い分を残し去って…
あかん
あかん あかん あかん
『はぁ…なにまた唇…』
小泉に絶対言えん
ゆうたら『どんだけ唇奪われんねんっ アホっ!!!』って言われて
アホパンチが10発は飛んでくるか
『大谷のアホっ』って大泣きしよるかもしん
絶対それだけは避けんなあかん
『はぁーーーーーーーーーーーー』
大きなため息をついて とにかくオレは店へ戻った
バイト終わったら考えよ
読みやすいって言われるとこそばいですが
嬉しいです。
こからもよろしくお願いします
ほんま大谷って…
どんだけボーっとしてんねんやろ