ハロウィン2014 byarisa

ハロウィン
それはヨーロッパ生まれのイベント

元は子どもらが各家庭回って
『お菓子くれんないたづらすんでーーーー』とゆうたら

『おかしあげるからいたづらせんといて』と返す

そんな行事やったと記憶しとる。

外国のイベントをすなおーーーに受け入れた日本

毎年10/31になると
ええオトナがコスプレしてパーティーをやるらしい。

ニュース番組で見てんけど
この日のために生物学者が髪の毛金髪にして
眉毛も金髪にしてコスプレ…。

某ガンダム赤い彗星の奴

ってまったくハロウィン関係ないやんけ

そんで例にももれずというか
小泉のドアホも学校の友達とコスプレパーティーをやるらしく

『なぁなぁ大谷　見てみて…っ』

小泉は明日のコスプレ衣装を着てオレの前でクルクルと回る。

テーマ『不思議な国のアリス』

ってハロウィンにまったく関係してへんやんけ

水色のワンピースと白いエプロン…
そんで白のニーハイ

スカートの丈が短い。
くるっと回った時　ちらっと…見えてん。

こんなん明日着るっちゅうんか?
たしか専門の友達の中にはオトコもおるって聞いてた。

オトコ…
こんな短い　そんでかがんだら胸とか見えそうなんで…

あかん…
おとうちゃんは許さん。

返答せずに固まったオレの顔を小泉は覗き込んでくる

『なぁ～、なんでそんな不機嫌なん?』

『…ぺつにぃーーーー』
(オレは沢尻エ○カか!!)

ふっと上がった眉を小泉は見逃さんかった。

『ごめんな、着替えてくるわ』

『こんなん似合わんやんなぁ…』って小さく呟き
しゅんとして(むっさ)ブルーの小泉は着替えを手に取ろうとしたから
オレはその手を思わず掴んだ。

『ちょ…タンマや　小泉っ』
『へっ?大谷どうしたん？』

『なぁ、ほんまにこれ着て、明日ハロウィンパーティすん？』
『・・・これしかないもん・・・あかんの？』

あかんもなんも…

あかんに決まっとるやんけ!

『これはナシやで…あかんってあかんあかん…わ』
『なんでなん　そんなに似合ってへ…』

『ちゃうねん。似合いすぎや…
　　それにな…こんな短いヒラヒラの履いて、こんな風に触られたらどうすんねん』

小泉の…(綺麗に伸びた)太ももに手を伸ばして軽く触った。

『ひゃっ！ もーーなんなん？！大谷のアホーーー！！』

ばこーーーんっ!!!
小泉アホパンチがオレにクリーンヒット。

『なっ…なにすんねん』
『なにすんねんって大谷にかえすっ!!』

『かえすなっ!!』
『かえしたくもなるやんかぁ…さっきから大谷行動が怪しいっおかしい』

目に涙をためてオレをぎゅっと睨みつけ…
って小泉　ソレも反則や

なんか心臓掴まれてシェイクされとる気分やんけ
というか　ほんまに小泉という奴は男心がわかってへん

『おかしくもなるわ・・こんな短いヒラヒラ履いて、足見せられたら、男はみんなおかしくなんねん』
『はぁ～～？ なにゆうてんのよっ!』

小泉おまえは知らんのか
某昔のスーパーアイドルが歌ったあの歌を…

『小泉！ 男はオオカミやねんぞ。お前は無防備すぎるから心配やねん』
『って　何わからん事ゆうてんのよっ』

『わからんって…おまえ　そのスカートとか…かがんだら見える…とか』
『へ?』

小泉は立ち上がって姿見の前に立った。
そんでかがんでみて…胸が見えるんを確認して…

『…見えても　誰も気にせえへんや『アホか気になるわ。お持ち帰りとか…されたらどうすんねん』』

ほんまにお前は…
誰にサービスショットみせんねん…。

『なぁ　大谷…心配やったん？』

『い・・・一応や、一応！！仮にも彼女…やし…。』

仮にもという言葉に反応した小泉は
『仮ってなんなんよーーーぶぅーーー』って膨れた。

『…小泉　ちゃっちゃと着替えて行くで!』
『どこに?』

『ドンキ(笑)ハロウィンの衣装を選びなおしに(笑)オレが選んだるわ』
『うんっ　可愛いのえらんでなっ』

『おぅ』

可愛いの…って今以上なん選んだら危険やんけ…


end


<おまけ>


『ちょ…小泉　タンマっ』
『えっ?今度はなんなん?』

『買いもんのまえに…オレの部屋に迷い込んできたアリス…たべよっかなって』
『えっ　なっ…』

『どうせ脱ぐんやし(笑)(笑)』
『すけべーーーー!!!』

こうしてリサアリスは大谷が美味しくいただきました(笑)