『りさぁーーーーーーーりさぁー』
草木も眠る丑三つ時
いわゆる真夜中
突然玄関で響くのはあたしを呼ぶ声。
『はいはいはい…もぉ静かに入ってきぃやぁ…』
『んー たっらいまぁーーーーーー』
コンパかなんか知らんけど(怒)
酔っぱらいの大谷は 真っ赤な顔してご機嫌さん
ふらふらしながら靴を脱ぎ始める
が…何せ酔っぱらい
『ちょっと大谷大丈夫?』
『らいじょうぶ らいじょーぶいっ』
酔っぱらいは ぽいっと靴を脱ぎ
つんのめりそうになりながら家の中に入った。
『あっ…ごめん仕事の資料だしっぱなしで すぐ片すから』
慌ててテーブルの資料やらを片づけてると
どんっと背中に重みを感じた
そして次の瞬間耳元で大谷があたしを呼ぶ声が聴こえた
『リサ…』
『えっ』
ぎゅっ…羽交い絞め
酔っぱらいの羽交い絞めは容赦ない。
『大谷?あんな布団敷くから…』
『いらん。』
『え?けど 大谷酔っぱらいやし…』
『あかん このままがええねん』
『このまま?』
『落ちつくねん だからちびっとこのまま』
ぎゅっと抱きついてくる大谷
なんかちびっと嬉しくて しばらくゆう事を聞いてあげる事にした
5分後…
『…Zzzzz』
ん?
『大谷?』
聞こえて来たのは寝息。
あんなぁー大谷 いくら安心するとか落ち着くちゅうても
背中で寝るんはなしやん。
end