中華人民共和国（以下中国）の習近平国家主席のフランス、セルビア、ハンガリーの欧州三カ国訪問が終了した。セルビア訪問が今回の訪欧の肝なのだろう。フランスのラファール戦闘機に対し、中国は最新鋭ステルス戦闘機J20の供与の可能性も報じられた（投資家の目線976（セルビアとポーランド））。空爆された旧中国大使館跡地での追悼は行わなかったのは（「欧州歴訪、切り崩し図る 各国の温度差利用 中国主席」 2024/5/11 時事通信）、外交上の余白だろうか？新華社通信は、『セルビアのニコリッチ前大統領は「ここで行われている中国による大規模な投資はいずれも、習近平主席の大きな後押しを受けている。彼はセルビアの真の友人だ」と述べた。』（『習近平主席は「真の友人」 国賓訪問のセルビアで期待高まる』 2024/5/11）ことを報じている。
5月中には、ロシアのプーチン大統領が訪中することが報じられている（「プーチン氏、5月に中国を訪問へ 5期目初外遊先か」 2024/4/26 日本経済新聞電子版）。習主席の訪欧時の各国の対ロシアの感触についても話されるのだろう。
