今年の桜は何色に見えていますか?
桜の色の変化について、まず思い当たるのが記憶色の影響です。
記憶色とは、人が記憶している特定のものにたいするイメージとしての色で、
実際の色とずれていることがあるのです。
その色のずれの代表的なものが桜の色なのです。
桜の絵画やイラストは大抵、きれいなピンクで色付けされています。
いつも騒がれている日本の代表的な桜であるソメイヨシノ(染井吉野)の写真を見てみると、
実際の花びらは少しピンクがかった白です。
室内で見るとティッシュの色とほとんど変わらないのです。
桜の実際の色はピンクがかった白。
しかし記憶している色はきれいなピンク色。
今、桜の花が白くなったなぁと感じてしまう事が起きるのです。
桜といっても実は600ほどの種類があるようで、
種類によって花の色がちがいます。
街中でよく見るソメイヨシノは白っぽいですが、
大山桜や枝垂桜はとてもきれいなピンク色の花を咲かせます。
土地の違いから起きてくる色の格差なのかもしれません。
一般に平地の桜よりも山間部の桜の方が色が濃くなるようです。
過去に見たきれいな桜の色の印象が強いと、
日常的に目にするソメイヨシノは白っぽく感じてしまうのです。
また気候、樹齢、木の健康状態によっても違うのが現実にあるのです。
桜のように短期間で咲いて散る、鑑賞される花は気候の影響を強く受けてしまうようです。
桜の場合、
冬が寒かった年は色が濃くなる傾向にあります。
最近では昔に比べて暖冬ですね。
気候の影響で桜の色は実際に白くなっているのかもしれません。
また桜が若くて健康的な木は色の濃い花を咲かせる精力的は木なのかもしれません。
近頃では木の健康状態を心配している声も起きてきているようで、
環境が木に与えている影響が気になるというのです。
酸性雨の影響で桜が白くなったと
感じている人はけっこう多いみたいで「酸性雨の影響だ!」という意見もあるようですが、
専門家の間では否定的なようです。
毎年、同じように見ている桜も、イメージや場所、気候、木の健康状態などにより
色が変わることがわかると思うのです。
また、
ソメイヨシノは咲き始めから散り際にかけても花の色が変わるので、
実際には刻一刻とちがう色を見せていますよね。
漠然と見ているだけでは
気づかない色の魅力が桜に大いにあると思うのです。
今年も各地で桜が咲き始めています。
今日の桜はどんな色に見えているのか、
人の思いによって違うと思うのです。
これからは、平成と令和の日本桜の花吹雪が色濃く見え続いていくのです。
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