
タイで肥満がビジネスとなったは何時からだろう。一昔前までは肥満は病気以外は存在しなかったが、急速な経済成長が生み出した副産物だろう。セフレの溜まり場であるソイ55のスタバでは品の良い痩身の主婦が何やらセールスレディと話し込んでいる。何げなく耳に入る会話は隣に座っている巨大な太股を特大の女子校の制服に隠している肥満娘の行く末を心配してウエイト・コントロールのカリキュラムについての打ち合わせらしい。昔は駐在員奥様のステータスシンボルだったヒルトンのクラークハッチの会員権も今では米国の大手チェーンが雨後の竹の子のようにバンコクの街を埋め尽くして会員獲得競争が白熱している。またBTSや地下鉄の開通で点から点への移動が線になり、身体的特徴が明るい照明に露出して肉体の美意識を高めてる要因かもしれない・・なんて勝手に解釈。少し前には肥満が原因でマヒドン医学部の看護師試験に落ちてしまったと、女子学生がマスコミに訴え「痩せることを条件に」と入学を許可され「肥満差別」が明るみになったニュースもあった。
この映画は痩身美容の専門家を実父に持ち、それをひた隠しにされビューティ・コンテスト出場で発憤。「力持ちで根は優しい」肥満美人が繰り広げられるドタバタ人情物語の三流映画。たぶん東京では一生遭遇しないようなコンテンツだが、時代と地域を映す鏡の役割はしている。つまりコンテスト会場になったパタヤのリゾートホテルの経済バリューである。ここのアンバセダーとかは歩くのに途方もなく疲れてしまう巨大ホテルは大手企業の研修ファシリティとして重宝されているし、またこうした美人コンテストなどの予選審査の会場としてもバンコクと比べて格安でしかも開放感が一杯の非日常的空間だ。しかもあそこから夜の盛り場へ行くのは自家用車の持ち込み以外は不可能でまさに主催者には管理しやすい”陸の孤島”である。もう一つは日本では持ち込み禁止になっている非薬品である鼻ハッカのメンソレを嗅ぐしぐさである。年齢の違う同一人物を結びつける映画のテクニックとしては良く描かれれいて、やはり映画だったと再確認。それにしてもあんな田舎の病院で手術や治療なんかまさに危険である。バンコクの有名病院チェーンだって信用してはいけない。
こういうローカルな映画が日本で話題になることはないが、バンコクで開催された今年のミス・ユニバースにしても書くのも辛いほど国際イベントとしては世界で無視された。しかも本大会は米国のゴールデンタイムに合わせたために朝の8時からタクシン首相もモーニングショーにつき合わされる羽目になったが、タイ政府の「コスト安、安全、ファシリティの充実」というイベント会場としてのタイ売り込みは作戦は大成功。さすがは劇場国家(意味が違うが)だ。昔、タイ国内の予選に紛れ込んでみたが、もう人格は無視され本当に美商品という感じで艶かしい。ヤクザのような汚い口調のカメラマン達が怒号で勝手にポーズを付けさせている様子はテレビには映らない。こうして翌日の朝刊の一面を飾る美態は完全に消毒され、インクの匂いが朝のスモッグに解け合うときが市民の記憶が霧散するときかな。
この映画は痩身美容の専門家を実父に持ち、それをひた隠しにされビューティ・コンテスト出場で発憤。「力持ちで根は優しい」肥満美人が繰り広げられるドタバタ人情物語の三流映画。たぶん東京では一生遭遇しないようなコンテンツだが、時代と地域を映す鏡の役割はしている。つまりコンテスト会場になったパタヤのリゾートホテルの経済バリューである。ここのアンバセダーとかは歩くのに途方もなく疲れてしまう巨大ホテルは大手企業の研修ファシリティとして重宝されているし、またこうした美人コンテストなどの予選審査の会場としてもバンコクと比べて格安でしかも開放感が一杯の非日常的空間だ。しかもあそこから夜の盛り場へ行くのは自家用車の持ち込み以外は不可能でまさに主催者には管理しやすい”陸の孤島”である。もう一つは日本では持ち込み禁止になっている非薬品である鼻ハッカのメンソレを嗅ぐしぐさである。年齢の違う同一人物を結びつける映画のテクニックとしては良く描かれれいて、やはり映画だったと再確認。それにしてもあんな田舎の病院で手術や治療なんかまさに危険である。バンコクの有名病院チェーンだって信用してはいけない。
こういうローカルな映画が日本で話題になることはないが、バンコクで開催された今年のミス・ユニバースにしても書くのも辛いほど国際イベントとしては世界で無視された。しかも本大会は米国のゴールデンタイムに合わせたために朝の8時からタクシン首相もモーニングショーにつき合わされる羽目になったが、タイ政府の「コスト安、安全、ファシリティの充実」というイベント会場としてのタイ売り込みは作戦は大成功。さすがは劇場国家(意味が違うが)だ。昔、タイ国内の予選に紛れ込んでみたが、もう人格は無視され本当に美商品という感じで艶かしい。ヤクザのような汚い口調のカメラマン達が怒号で勝手にポーズを付けさせている様子はテレビには映らない。こうして翌日の朝刊の一面を飾る美態は完全に消毒され、インクの匂いが朝のスモッグに解け合うときが市民の記憶が霧散するときかな。
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