着物を着るようになって、ちょっと驚いたのが草履の値段だった。
こんなにするのか…イタリア製高級靴と同じぐらいではないか…。
歌舞伎の中で、金持ちは雪駄や草履、庶民は下駄をはいているという設定が、そこで初めて理解できたのである。
考えてみれば、それなりの値段がするのはあたりまえ。
皮で作られており、その分量はパンプスと同じぐらいはあるだろう。
何層にもなっているかかと部分だって手間がかかっていそうだ。
もともと持っていた礼装用に加え、ちょっとしたおしゃれ用、くだけたシーンにもOKなコルク底のもの…と一通りそろえたあとは、そんな経済的理由もあって、しばらく草履を新調するのはおのずと控えていた。
ところが今回、ひょんなことから、新調することになる。
きっかけは、リサイクルショップ「きもの青木」の路面店オープン当日、訪れたお客人に、記念品として鼻緒が配られたのことだった。
その数か月後に、くだんの青木さんで恒例の草履フェアが開催され、いただいた鼻緒に合わせて台を選んで誂えたのがこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f9/a53e2ade0935801b0cb648e12c3b3bf4.jpg)
実はこうした濃い色の鼻緒を選んだこと自体、私にはちょっとした冒険だった。
着物スタイリストの秋月洋子さんは、その著書で「草履の鼻緒は白か、それに近い色を勧めたい」と書かれている。
足袋は白。そうすると、足元が白になじんですっきり見えるのだという。
私もそれに賛成。
自分の身長が低いこともあり、なるべく下半身はすっきりさせたい。
どこかに強いアクセントを置いてしまうと、そこで視線が分断されて寸詰まりに見えてしまう気がする。
そんなわけで、私の持っている草履のほとんんどが、白に近い鼻緒だったのだ。
今回、図らずも濃い色の鼻緒を手にしたのだが、「台も暗い色にすると、足袋の白が映えてしゃれてますよ」というのは、草履屋さんの弁。
さて、どんなふうにコーディネートするか。妄想は広がる。
どうぞ、週末、雨が降りませんように…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/ee/60fea2a095119acde1fbe228efc6121d.jpg)
<草履を誂えてくれたのは、浅草の「御法川屋」さん。何て読むのかなと調べてみたら「みのりかわや」さんなのだそうだ。老舗なんですね~>
こんなにするのか…イタリア製高級靴と同じぐらいではないか…。
歌舞伎の中で、金持ちは雪駄や草履、庶民は下駄をはいているという設定が、そこで初めて理解できたのである。
考えてみれば、それなりの値段がするのはあたりまえ。
皮で作られており、その分量はパンプスと同じぐらいはあるだろう。
何層にもなっているかかと部分だって手間がかかっていそうだ。
もともと持っていた礼装用に加え、ちょっとしたおしゃれ用、くだけたシーンにもOKなコルク底のもの…と一通りそろえたあとは、そんな経済的理由もあって、しばらく草履を新調するのはおのずと控えていた。
ところが今回、ひょんなことから、新調することになる。
きっかけは、リサイクルショップ「きもの青木」の路面店オープン当日、訪れたお客人に、記念品として鼻緒が配られたのことだった。
その数か月後に、くだんの青木さんで恒例の草履フェアが開催され、いただいた鼻緒に合わせて台を選んで誂えたのがこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f9/a53e2ade0935801b0cb648e12c3b3bf4.jpg)
実はこうした濃い色の鼻緒を選んだこと自体、私にはちょっとした冒険だった。
着物スタイリストの秋月洋子さんは、その著書で「草履の鼻緒は白か、それに近い色を勧めたい」と書かれている。
足袋は白。そうすると、足元が白になじんですっきり見えるのだという。
私もそれに賛成。
自分の身長が低いこともあり、なるべく下半身はすっきりさせたい。
どこかに強いアクセントを置いてしまうと、そこで視線が分断されて寸詰まりに見えてしまう気がする。
そんなわけで、私の持っている草履のほとんんどが、白に近い鼻緒だったのだ。
今回、図らずも濃い色の鼻緒を手にしたのだが、「台も暗い色にすると、足袋の白が映えてしゃれてますよ」というのは、草履屋さんの弁。
さて、どんなふうにコーディネートするか。妄想は広がる。
どうぞ、週末、雨が降りませんように…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/ee/60fea2a095119acde1fbe228efc6121d.jpg)
<草履を誂えてくれたのは、浅草の「御法川屋」さん。何て読むのかなと調べてみたら「みのりかわや」さんなのだそうだ。老舗なんですね~>
(竹姐のトコの鼻緒を装着してます)
どちらかといえばモダンなコーデの時に出番が多いです。
デビュー楽しみですね~
濃い色の草履、やはりモダンなコーデにあいますか。着物を薄い色にすると、足元が浮きそうだし…。とはいえ、春っぽい着物もそろそろ着たいし。けっこう悩んでます(^^)
私の着物友だちも青木さんの記念花緒いただいてましたよ。ざざんざ織りの花緒、でしたっけ?濃い色の紬にきりりと合いそうですね~♪
そうそう、草履って眺めているのと履いたときとではまた印象が違うのですよね。私は以前、どなただったか、足元は暗めの色の方が全身のコーデが引き締まって見えると言われたことが。新しいお草履、活躍しそうですね。
私は一番着る機会の多い無地系の紬には、awaiさんで作った黒い鼻緒のカレンブロッソを重宝してます。汚れが目立たないというのもありがたく、、。
最近は白足袋の汚れを落とすのが面倒で、柄足袋を履いているという無精ぶりです、笑。
そうなんです。配られたんですよ。
私もぜんぜん予想せずにうかがって、「好きなものをとってください」と差し出されてびっくりしました。
しかし数カ月あとに「草履フェア」を開催するという周到さ!
うまくしてやられた!と思うと同時に、こうしていただいた鼻緒を誂えられる場まで作ってもらえてありがたいですね。
カレンブロッソ、フェアがあるたびに買おうと思うのですが、どうもめぐりあわせが悪くて…。今回も、ご覧の通り青木さんのフェア優先になりました(^^;)
確かにダークな色の方が汚れは目立たないですね。足袋もあれだけ汚れるんだから、鼻緒も相当汚れるはず。