ハワイから帰国した翌日は、朝から染色教室へ。
この教室も残すところあと二回。今回は、地の色でそまらないように、柄の部分に蝋を塗ってマスキングをし、地の色を染めていく。
蝋は電熱器で温めて溶かしながら作業するので、部屋の中は暑いっす…。変な匂いもするし。「おわるころは髪の毛にこの匂いがついちゃいます」と先生に脅されながら布に向かう。
しかしこの作業、暑いのは予想していたけど、細かな技術がいるのは予想外だった。蝋は裏に染み透るまでしっかり塗らないとならないのだけれど、すぐに楼が冷えて固まって、布に浸透しなくなるので、手早く、こまめに筆を運ばなければならない。しかも図案の淵はぎざぎざだったりするので、そこは丁寧に縁取りして蝋を塗る必要がある。
最初のうちはなかなか要領がつかめず、蝋を縫ってもぜんぜん裏にまで浸透しない状態だった。浸透しなかった部分は、あとで裏からまた蝋を塗る二度手間になるので、できるだけ最初のステップで浸透させておかなくてはならないのだ。
そのうち慣れてきて、しっかい裏までしみこむようになってきた。先生に褒められていい気になっていたとき、その事故は起こった。
びし、ぼた。
蝋をひたした筆が布の上ではね、地の部分に点々を染みをつくってしまったのだ。えーーーん。
あわてて先生を呼んだものの、一度ついた蝋の部分は染められないという。
で、先生と相談し、目立たないように地をドット柄にしようということにした。
普通に点々をつけたのではつまらないので、あえてふでにぼたぼたに蝋をひたし、布の上で点々と落としていく。たれた蝋が作る模様があんまりおもしろいので、つい夢中になってしまう。が、物には限度があるから、「ちょっと点々足りないかな」というあたりで留めておくのが大人の対応というものだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/66/d8b678bb5001d1f50d09dfba60e6c1d8.jpg)
<点々が散ってます>
蝋ぶせが終わったら、広い工房に場所を移し、今度ははけで地色を塗っていく。これもむらにならないように規則正しく、かつ迅速に。
私はまだ50cm長の布なので、木の枠に布を張ったまま地染めをしたけれど、第二期以降の参加者(1m長以上の布)は、本格的に部屋の両端にある柱にひもを通し、そこに布をつないで、長い旗を張ったようにして染めていく。うーーん、プロっぽい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/7e/aba1b9c7e2382e40ea354529b785963b.jpg)
<これは別の作業の時の写真ですが、イメージはこんな感じ。1mでも短いので、参加者の布を全部ミシンで縫いつけて1枚の長い布に仕立てる>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/7e/60e2eae684017a56751d5c4ec8d4b260.jpg)
<蝋の部分、盛り上がっててかっているのがおわかりだろうか?>
次回は蒸して色を定着させ、水で流す作業なのだけれど、残念ながら都合が悪く参加できない。ここまできて残念だなー。
残念だからというわけではないが、次期も続けようと思っている。
「赤い彗星」を染める、その時まで!
この教室も残すところあと二回。今回は、地の色でそまらないように、柄の部分に蝋を塗ってマスキングをし、地の色を染めていく。
蝋は電熱器で温めて溶かしながら作業するので、部屋の中は暑いっす…。変な匂いもするし。「おわるころは髪の毛にこの匂いがついちゃいます」と先生に脅されながら布に向かう。
しかしこの作業、暑いのは予想していたけど、細かな技術がいるのは予想外だった。蝋は裏に染み透るまでしっかり塗らないとならないのだけれど、すぐに楼が冷えて固まって、布に浸透しなくなるので、手早く、こまめに筆を運ばなければならない。しかも図案の淵はぎざぎざだったりするので、そこは丁寧に縁取りして蝋を塗る必要がある。
最初のうちはなかなか要領がつかめず、蝋を縫ってもぜんぜん裏にまで浸透しない状態だった。浸透しなかった部分は、あとで裏からまた蝋を塗る二度手間になるので、できるだけ最初のステップで浸透させておかなくてはならないのだ。
そのうち慣れてきて、しっかい裏までしみこむようになってきた。先生に褒められていい気になっていたとき、その事故は起こった。
びし、ぼた。
蝋をひたした筆が布の上ではね、地の部分に点々を染みをつくってしまったのだ。えーーーん。
あわてて先生を呼んだものの、一度ついた蝋の部分は染められないという。
で、先生と相談し、目立たないように地をドット柄にしようということにした。
普通に点々をつけたのではつまらないので、あえてふでにぼたぼたに蝋をひたし、布の上で点々と落としていく。たれた蝋が作る模様があんまりおもしろいので、つい夢中になってしまう。が、物には限度があるから、「ちょっと点々足りないかな」というあたりで留めておくのが大人の対応というものだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/66/d8b678bb5001d1f50d09dfba60e6c1d8.jpg)
<点々が散ってます>
蝋ぶせが終わったら、広い工房に場所を移し、今度ははけで地色を塗っていく。これもむらにならないように規則正しく、かつ迅速に。
私はまだ50cm長の布なので、木の枠に布を張ったまま地染めをしたけれど、第二期以降の参加者(1m長以上の布)は、本格的に部屋の両端にある柱にひもを通し、そこに布をつないで、長い旗を張ったようにして染めていく。うーーん、プロっぽい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/7e/aba1b9c7e2382e40ea354529b785963b.jpg)
<これは別の作業の時の写真ですが、イメージはこんな感じ。1mでも短いので、参加者の布を全部ミシンで縫いつけて1枚の長い布に仕立てる>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/7e/60e2eae684017a56751d5c4ec8d4b260.jpg)
<蝋の部分、盛り上がっててかっているのがおわかりだろうか?>
次回は蒸して色を定着させ、水で流す作業なのだけれど、残念ながら都合が悪く参加できない。ここまできて残念だなー。
残念だからというわけではないが、次期も続けようと思っている。
「赤い彗星」を染める、その時まで!
お色も秋らしくて、いいわぁ
それにしても蝋ってなかなか扱いが難しそう。迅速さが求められるのですね…。
私が地に点々を打ったことを知った別のスタッフの人が、わざわざ、自分で考えてしたのか尋ねたくらいですから、急場をしのいだ方法としては、なかなかだったのではないかと、自画自賛。
この写真は蝋を塗ったあとですが、仕上がったあと、どんな色になるか楽しみなんです。
即興が、新たな芸術作品に仕上がったやん (^.^)b
いやぁ…素敵素敵♪
ヒヤッとしたやろぅけど、上出来 上出来!!!
点々、なかなか良いアイデアでしょ?本当は地色をもっと濃くできれば、点々がはえるのだけど、初心者は地色染めはむらが目立たないよう、薄い色がよいのだそう。いろいろ制約があるわ…。