アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

ウッドライクマツムラ

2015-11-30 18:11:10 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 「日記、旅行」のカテゴリー記事「買い物あれこれ、制作準備開始。」も合わせて読んでみて下さい。

 木版画用具を揃えるにあたって悩むのが彫刻刀とバレン。いったいどれがいいのか。一応事前にインターネットで調べてはおいたものの、やはり店の人に直接訊くのが一番。ということで上石神井のウッドライクマツムラへ行ってきた。
 西武新宿線の上石神井駅下車徒歩5分。初めて行く店なので道に迷ったが(10分ぐらい辺りをうろうろしてました)、無事到着。よさそうな店なので一安心。
 店主に話を訊くと、やはり彫刻刀はホームページで推奨している6本セット約1万8千円のが良いとのこと。バレンは初心者は約3、4千円ので十分で、それ以上のを使うのは贅沢というお話であった(まずはこれで慣れろということね)。
 本気で木版画をやろうとしている者にとって、彫刻刀6本セットで約1万8千円はそんなに高くない。このセットは上級者やプロも使っているものだ。一度買えば当面はこれだけで済んでしまう。すぐに消耗してダメになり、また買わないといけない、なんてことはない。安いのを買っても結局後で高いのを買うことになる。だから最初からいいものを買っておいた方がよい。そしてそれを大事に使う。
 残念ながらこの彫刻刀セットは品切れだった。こっちも別に急いでいるわけでもないので、入荷したら電話してもらうことにした。砥石セットも在庫なしだが、こちらはすぐに用意できると言われたが、どうせなら一緒に買いたい旨を伝えた。
 今回は彫刻刀と砥石セットと椿油を買うつもりでいた。版木やカーボン紙などの消耗品は、またここへ買いに来ればいいと思っていた。自宅から電車でそんなに遠くないので気軽に行ける。バレンはどれを買ったらいいのかわからないので後回しにするつもりでいたが、店主が最初は3、4千円でいいというのでそれで決まり。まだどの紙を使うのとかいろいろ訊きたいこともあるが、まずは版木を彫るのに必要な物を買ってまず彫る。そして彫り終わったら、今度は刷るのに必要な物を揃える。そういうつもりでいる。
 もっとも今回はどんなお店なのか実際に行って見ることと、木版用具のカタログをもらってくることも重要な用件だった。あんまり感じが悪い店なら使わないつもりでいたが、そんなことはないので、これから度々行くことになります。

 付)うわーっ、いよいよ始めるのか。上手く彫れるのかなあ。ちゃんと末広がりに彫れるのか心配。最初は誰かに手ほどきを受けるのがいいから、このウッドライクマツムラでやっている木版画教室に通えばいいんだけど、銅版画プレス機のお金を貯めないといけないからそうもいかない。まあとりあえず始めてみて、うまく行かなきゃ行かないでそのときは教室に通うと。いよいよ忙しくなってきた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿