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MAUライブラリー
美のバロキズム 芸術学講義 谷川渥著
武蔵野美術大学出版局 定価3800円+税
油絵制作と料理は似ているなあと随分前から思っていたのだが、すでに美学という学問ではそのようなことが言われていた。その美学の研究者が、この本の著者である谷川渥。
実は谷川渥の著作をいくつか読んだのだが、以前に紹介した「図説 だまし絵」は別にして、どれも小難しく感心しない。ところがこの本は谷川渥が講演したものなどをまとめたものなので非常に読みやすい。大変ためになるし、面白い。ところが問題がひとつ、値段が高い。これが難点。だから強くは薦めにくい。確認していませんが、もし他社からでも文庫で出ていたら、文庫で十分です。本書に収められた図版はいずれも白黒ですし、あくまで文章を補完する程度のものなので。
もし文庫で出ていたら読んでみて下さい。美学的観点から芸術を読み解いていくという行為はなかなか刺激的で新鮮です。
美のバロキズム 芸術学講義 谷川渥著
武蔵野美術大学出版局 定価3800円+税
油絵制作と料理は似ているなあと随分前から思っていたのだが、すでに美学という学問ではそのようなことが言われていた。その美学の研究者が、この本の著者である谷川渥。
実は谷川渥の著作をいくつか読んだのだが、以前に紹介した「図説 だまし絵」は別にして、どれも小難しく感心しない。ところがこの本は谷川渥が講演したものなどをまとめたものなので非常に読みやすい。大変ためになるし、面白い。ところが問題がひとつ、値段が高い。これが難点。だから強くは薦めにくい。確認していませんが、もし他社からでも文庫で出ていたら、文庫で十分です。本書に収められた図版はいずれも白黒ですし、あくまで文章を補完する程度のものなので。
もし文庫で出ていたら読んでみて下さい。美学的観点から芸術を読み解いていくという行為はなかなか刺激的で新鮮です。
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