![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/e8/7ff7a8d94eaf4c71f5dcd9e3cc3252a5.jpg)
平櫛田中回顧談
本間正義 聞き手 小平市 平櫛田中彫刻美術館 編
中央公論社 2200円+税
新聞で書評を見た瞬間、買うのを決意。確か翌々日に速攻で立川の書店へ。
店頭になければ取り寄せてもらうつもりでいましたが、幸い、置いてあったので即、買うことができました。
ちなみにその書評とはこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/ec/8f6dd6bd8a258aecafd862be1b2a36dc.jpg)
読むのが遅くなりまして、ようやく正月3日に読み終わりました。
さて、この回顧談、平櫛田中本人が自らの半生を語った、自叙伝を期待すると肩透かしを食らいます。
平櫛田中自身が自らの人生を振り返って語る、思い出話といったところ。
だから回顧録ではなく回顧談。とっちらかった回想録というのが正確なところかもしれません。
確かに、平櫛田中の人生の時系列順に話は進みますが、平櫛田中自身が狂言回しになっていると言っていいかと。
本書の解説を読んで知ったんですが、平櫛田中関連の書籍は既に何冊か出版されており、それが本書の刊行が一時凍結、大幅に遅れた要因の一つに思えますが、しかし本書は平櫛田中自身が語っているわけで、その価値は非常に高いです。
本人の口から語られる貴重なエピソードが満載なのは、読んでいてわかるわけで、日本の近代彫刻史、ひいては日本の近代美術史の重要な資料であることは間違いないところ。
また、私のように公募美術団体展に関わっている者にとっては、興味津々、参考になる話が多数。読んでいて意外な、嬉しい発見でした。
平櫛田中ファン、待望の一書。であると同時に日本近代美術史の第一級資料。少しでも興味のある方、ぜひ一読を。
本間正義 聞き手 小平市 平櫛田中彫刻美術館 編
中央公論社 2200円+税
新聞で書評を見た瞬間、買うのを決意。確か翌々日に速攻で立川の書店へ。
店頭になければ取り寄せてもらうつもりでいましたが、幸い、置いてあったので即、買うことができました。
ちなみにその書評とはこちら。
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読むのが遅くなりまして、ようやく正月3日に読み終わりました。
さて、この回顧談、平櫛田中本人が自らの半生を語った、自叙伝を期待すると肩透かしを食らいます。
平櫛田中自身が自らの人生を振り返って語る、思い出話といったところ。
だから回顧録ではなく回顧談。とっちらかった回想録というのが正確なところかもしれません。
確かに、平櫛田中の人生の時系列順に話は進みますが、平櫛田中自身が狂言回しになっていると言っていいかと。
本書の解説を読んで知ったんですが、平櫛田中関連の書籍は既に何冊か出版されており、それが本書の刊行が一時凍結、大幅に遅れた要因の一つに思えますが、しかし本書は平櫛田中自身が語っているわけで、その価値は非常に高いです。
本人の口から語られる貴重なエピソードが満載なのは、読んでいてわかるわけで、日本の近代彫刻史、ひいては日本の近代美術史の重要な資料であることは間違いないところ。
また、私のように公募美術団体展に関わっている者にとっては、興味津々、参考になる話が多数。読んでいて意外な、嬉しい発見でした。
平櫛田中ファン、待望の一書。であると同時に日本近代美術史の第一級資料。少しでも興味のある方、ぜひ一読を。
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