第３の技法追求その２

　独自の下地を作るための準備を施す。この準備の上にシルバーホワイトを全面塗布する。どんな準備かはちょっと秘密。別に大した秘密ではないんですが、ほんのちょっとしたことが大きな違いを生むというわけです（別に特殊な画材を使うわけではありません）。今回は新規カンバスではなく、一度描いた作品を塗り潰して使うのですが、どちらも準備は同じ。これであとは乾くのを待ってシルバーホワイトを塗れば下地は完成する。
　ところで今日、ふと別に試したい技法を思いつく。これだから油絵はやめられない。すぐに取りかかれないから、つまりすぐに実際に絵を描けないから、ついついあれこれと準備段階で考え事をしてしまう。そうしたときに不意に、ああしたらどうか、こうしたらどうかと、新しい発想が出てくる。それがすべてうまく行くわけではないが、それを実際に試してみて、失敗を重ねて、結局先へ進めてしまう。技術が向上する。早速これも試すことにする。楽しみだ。