最近では和室が減り、特に若い方は欄間を見る機会がなくなったのではないでしょうか。
座敷がある家は、彫刻欄間や
オサ欄間(細い縦の桟が特徴)が多いのではないでしょうか。
彫刻欄間も素晴らしいですけど、組子細工の欄間もすっきりして良いですよ~
洋風リビングと和室の仕切りに使ってもおかしくありません。
こちらは木の自然の色味を活かして、組子で山並みを描いています。
組子を超細かく隙間なく組むのが職人技です。
私も実家の稼業ですので、簡単なものなら少し手伝ったことがあります。
力を入れて無理に押し込むと、木が折れます。
完成までには長い時間と、忍耐力が要求されます。
高価なものですが、高価なものにはそれなりの理由があります。
日本の皆さんにご理解頂きたいと思います。
日本の伝統工芸が将来残るかどうかは皆さんにかかっています。
こういう高価な商品は詳細な打ち合わせをします。
お客様が納得がいき、喜んで頂ける商品でないと職人としては
失格です。