株式会社イートレックの社長「自称 田村康治さん(実名は田村貢治さん)」は、5月2日に「英会話イートレック ☆ 世界を歩く」というブログで、シャープのマスクを「実に誇らしい!」と絶賛していました。でも、シャープのマスク生産がそんなに誇らしい事でしょうか?
シャープは液晶・半導体事業の大赤字で経営が悪化し、2016年に鴻海(ホンハイ)精密工業の子会社になりました。そして今年3月13日、「令和元年度 マスク生産設備導入支援事業費補助金」を受け取る共同体(consortium)に選ばれました。その共同体とは
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シャープ株式会社、鴻海精密工業、シャープマーケティングジャパン株式会社、株式会社SHARP COCORO LIFEのコンソーシアムです。
シャープの親会社である鴻海精密工業は、iPhoneの受託生産で有名です。その工場で働く労働者の新型コロナウイルス感染を予防するため、今年2月から自社工場でマスク生産を始めました。労働者の安全を確保することによって、受託生産を止めないようにする。この判断は確かに称賛に値します。
一方、シャープは日本政府がマスク製造ライン1本当たり3000万円を上限として補助金を出すと決めたこと、三重県多気工場にクリーンルームがあること、親会社である鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry)から技術支援がある等で、補助金に応募したのだと思います。
つまり、シャープのマスク生産は、(1)日本政府からの補助金、(2)親会社からの技術援助、(3)遊休設備の転用の結果に過ぎないのではないでしょうか。日本政府と台湾企業の支援を受けており、シャープ単独の成果ではありません。これがそんなに誇らしいですか?
田村さんは「全く採算が採れない可能性もある」と書いていましたが、そんなはずが無いでしょう。製造ライン1つ当たり3000万円まで補助金が出ますし、元々フル稼働してなかった三重工場で生産するわけですから、政府からの依頼は渡りに船の申し出でしょう。台湾企業に買収された営利企業シャープが、採算の取れない事業を始めるはずがありません。
この前は「アベノマスク効果・・・素晴らしい!」と称賛していたと思ったら、今度はシャープの絶賛です。よほどマスクが好きなのか、それともオンラインストアでマスク詐欺にあったのか?
それはさておき、都市封鎖、自宅隔離、マスクなどのパロディーソングがYouTubeに沢山あります。今日はそのひとつを紹介します。Hello (from the Inside) An Adele Parody by Chris Mann
Hello, it's me.
I'm in California dreaming about going out to eat.
Just a burger with cheese
or a shaken margarita, baby back ribs from Chili's
Hello, can you hear me?
I am shouting out to neighbours who I used to like to see
when we were outside and free
Is there something else to watch
besides the news and Finding Dory?
There's social distance between us
and I'm freaking out
Hello from the inside
It's just me and myself and I
and a Stay Home order that's breaking my heart
But it's clearly what we should have done from the start
Hello from corona life
I've FaceTime called a 1,000 times
to show you I'm sitting right here on the couch
What's the point of putting on pants anyhow, anymore?