2020年5月20日
我が家の淡竹と真竹の竹林に筍を掘りに行ったところ
例年ならすでに数十本の淡竹があがっている時期なのに
まったく姿がみえず
よくよく眺めてみると
・・・
どうやらそこらじゅう掘り起こされているみたい
そのうえ、淡竹の皮が散らばっているのをみつけ
もしかしたら筍泥棒にやられたのかも
と、一瞬思ったものの
よくみると思いっきり掘り返されているのがわかり
ようやくウチの竹林にも猪がきてしまったことを悟りました
いつもなら6月まで 隔日で収穫しているのですが
合計して数百本の淡竹が採れ
季節の味として友人知人に配っていたのが
ほぼ絶望
市役所に電話して
猪が入らないように電柵の設置を相談すると
田畑なら補助金が支給される場合もあるけれど、竹林にはされないと聞いて大ショック
あれこれ
最終的に有害鳥獣として猟友会に相談したらいかがですかとの助言があり
地元の猟友会に相談したのですが
「竹林は獣道が定まらへんから難しい」とか
「その近くにも檻の罠してあるけどなかなかかからへん」と
他人頼みしてても埒があかないなと
『よし! そんなら自分で狩猟の免許取ってやろう』
『ぼたん肉は美味しいし、なんならジビエ肉として卸したらいいじゃんか』
と
気楽に考えて
狩猟免許の促進講習会が開かれることを調べ
参加申し込みを済ませ
とりあえず”ぼたん肉”を食べて
モチベーションを上げようと 京都和束の肉屋でばら肉を買い
家で焼き肉にして食べてみました
(バラ肉でも1,100円/100gなんですよ~)
義兄が奥三河の山奥育ちで
若い頃からずっと鉄砲猟師をしていて
毎年のようにぼたん肉をキロ単位で送ってくれていたのですが
(残念なことに6年ほど前に心筋梗塞で急逝してしまいました)
処理が上手だったからか、まったく臭みのない脂身の美味しい肉と比べると
ちょっと残念な味でしたが
『駆除ができてジビエ肉として売れたら”一石二鳥”かも♪』
と
喜び勇んで講習会に参加
当初は、家の竹林に出没する猪退治と思っていたため
罠猟(檻やくくり罠)だけと思っていたのが
講習会で銃(鉄砲)を触らせてもらったところ
なんなんでしょうね
男の本能なのか 銃を持ちたくなってしまい
最近訪れた秋田の阿仁マタギを思い出し
結局、わな猟と第一種銃猟の狩猟免状を取得してしまいました
免状が届いた翌日に猟友会が開催する 新人ハンター講習会に参加し
猟の仕方や解体を体験したところ
憎き猪とはいえ、果たして罠にかかった動物の命を奪うことができるのか と
ちょっと自信が揺らついているのですが・・・
とりあえず猟友会に加入して
警察で猟銃の所持許可を得るための講習会に申し込み
わな猟の講習会にも参加して
今年度は、とりあえずわな猟の狩猟者登録を済ませました
(銃の所持は警察の管轄で、講習会や射撃場での練習と試験を経て危険人物でないか調査されてから
銃砲店で買う銃を探してから所持申請となるため、銃が持てるようになるには早くても半年から1年かかるんです)
そのうえ、我が家の周辺は、銃猟のできない地域のため
銃を持てたとしても猟友会の巻き狩りに参加させてもらうしかなく
山を歩いていて偶然猪や鹿に遭遇するわけもなく
基本的に猟犬を使っての猟となるため
『自分にはちょっとハードルが高いなぁ』
と
銃猟へのモチベーションがすっかり下がってしまったのですが
偶然にも録りだめしてあったDVD録画の中の
目撃にっぽんの”くまやま”を観てしまい。
熊は山の神からの授かりものとするマタギの精神と
マタギ勘定や「山で熊に襲われて死ぬのが本望だ」との言葉に
感動してしまいました。
もしも銃が持てるようになったら
そんな簡単に受け入れてはくれないだろうけど
農耕に手のかからない冬の間は
秋田の鳥海山の麓か、阿仁や田沢湖の周辺で
クマヤマに参加させてもらおうと考えているところです。
結局、12月末まで、我が家の椚の木の枝打ちや
柿、梅、イチジクの剪定と
年内に片付けておかなければいけないノルマに時間を費やされ
わな猟も よくやく年明けから取り掛かれるかな
後日また、経過報告させていただきたいと思います。