そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

平成29年度安居説明会

2017-12-15 | Weblog
昨日は、3年ぶりに来春の安居希望者のための説明会に、寮の4年生達とともに出席させてもらいました。出席者は40名ほど。

永平寺からは単頭の番澤剛俊老師がお見えになり、いろいろとお話を頂きましたが、老師は私が新到の時に5年目の古参和尚さんで、たしか私が3年目くらいの時に乞暇されたと思いますが、二十数年ぶりにお目にかかり、親しくご挨拶させて頂きました。如法な人は何十年経っても外見が変わらない、といいますが、番澤老師もほぼお変わりない。

3年前の記事はこちら(『安居説明会』)

今回、両本山から『掛搭志願者心得』を基にいろいろと説明がありましたが、個人的に特に印象に残ったことを下記しておきます。内容は、基本的にはすべて『掛搭志願者心得』に載っています。(前記事『安居説明会』に書いたことは再記していません)

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永平寺


平成21年から、安居希望者のための講習会を実施している。講習会で指導にあたるのは現役の古参ではなく、近年まで安居していた者(2年~4年間)なので、上山後のつながりはない。その点、安心して参加されたし。

上山前に本山に送っておくものは、日程に余裕を持って送付のこと。運送上のトラブルなどで期日までに届かず、本人も本山も困ることあり。また、掛搭式(5月1日)までは、師寮寺等から物を送ってもらうことはできないので注意。

上山までに師寮寺の寺籍番号(○県第○番○○寺等)を覚えておくこと。

持病のある者は安居中に病院に通うことも出来るが、虫歯は完全に治療して来ること。

面会は解制(8月9日)まで不可。

暴力行為に及んだものは即刻下山となる。

本年度の講習会は、各2泊3日で、12月17日~19日、1月28日~30日、2月9日~11日の3回。

鳴らしものの種類と順番、偈文は上山前に覚えて来ること。(寮で教えていないものもあるので注意)

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總持寺

各寮舎に大衆による「ケアパートナー」を置き、「困ったことはないか」と声をかけるなど、新到和尚の日々のケアに配慮している。

週2回、外部からカウンセラーを呼び、大衆の厚生に努めている。

携帯・スマホ・パソコンは所持禁止。(隠れて持っていても必ず露見する)

上山後、「みずほ銀行」に口座のない者は口座を開設してもらう。

自分の得度年月日、法齢は覚えてくること。


                      以上

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