良寛(1758-1831)さんの書といえば、なんといっても「天上大風」が有名ですが、あの書に明らかなように、その筆跡は唯一無二で、他にまったく類例を見ない。私も少しだけ書をかじっていますが、王羲之や顔真卿の臨書(模写)は形だけでもできても、良寛の書は真似のしようもない。
書道家の安藤祐二さんは、良寛の書の特徴として、以下の九項目を挙げています。
1.いわゆるきれいな形で書こうとしていない。
2.力強さとか、迫力というものがない。(美としての力強さ、迫力はある)。
3.書がしっとりしていて、温か味がある。
4.足が地についているといった感じの書である。
5.間違った字がない。
6.書の一行一行には、ちゃんと中心がある。
7.筆の動きが理にかなっている。
8.一字の中に重心があって、書き上がった字には必ず重心が備わっている。
9.余白が天才的といっていいくらい、みごと。
この書(詩歌屏風)をはじめ、良寛さんの書にじかに接することがあったら、以上のようなことを念頭に置いて鑑賞するとまた味わいが増すことでしょう。
良寛と寮監(私に限るが)ではえらい違いだ。
書道家の安藤祐二さんは、良寛の書の特徴として、以下の九項目を挙げています。
1.いわゆるきれいな形で書こうとしていない。
2.力強さとか、迫力というものがない。(美としての力強さ、迫力はある)。
3.書がしっとりしていて、温か味がある。
4.足が地についているといった感じの書である。
5.間違った字がない。
6.書の一行一行には、ちゃんと中心がある。
7.筆の動きが理にかなっている。
8.一字の中に重心があって、書き上がった字には必ず重心が備わっている。
9.余白が天才的といっていいくらい、みごと。
この書(詩歌屏風)をはじめ、良寛さんの書にじかに接することがあったら、以上のようなことを念頭に置いて鑑賞するとまた味わいが増すことでしょう。
良寛と寮監(私に限るが)ではえらい違いだ。