ブログを更新致しました。拙いものですけれど、宜しかったらお読み下さい。 goo.gl/3d53K
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今日は端午の節句。
そして、二十四節気の「立夏」ですね。
今年は寒暖の差があり過ぎて、
例年のように爽やかな春の日差しを存分に味わうことができませんでした。
でも、五月は3日頃から若葉がお日様に照らされると
青々とした輝きが眩しく感じられるようになりましたね。
「ホッ」としています。
旧暦五月は田植え時期。
もともとは田植えをする早乙女の穢れを祓い、田の神さまをお迎えするという神事があり
女性の節句とも言われていたようです。
そこに中国からの端午節という行事が伝わり、日本独自の精神文化のなかで変化し
「端午の節句」として五大節句のひとつになり現代まで伝えられています。
花を観賞する菖蒲はアヤメ科。一方、菖蒲湯に入れる菖蒲はサトイモ科の植物です。
この混同をさけて、菖蒲を「香菖蒲」と呼びます。
お花よりも香りが強く、この香りが厄祓いになるといって屋根に葺いたり
お風呂に入れるという風習があるのです。
お花の葉をお風呂に入れてもあまり香りがしない・・と思われた方もいらっしゃるのでは。
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香菖蒲 菖蒲
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奉書で折った五色の兜 五色の紐と合わせて
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三方に粽を供え
日本の節句には必ず「五色」が関わってきます。
この五色・・お寺にも飾られていますよね。
中国から伝えられたものですけれど、今ではこの精神は日本独自のものになっているような・・
いずれにしても、この「五行説」というのが武士道の根幹を支えてきたものです。
「木・火・土・金・水」森羅万象の要素ですね。
これに季節、方位、色、心など配置して物事を解明していく学問なんだそうです。
五常というのは人として守るべき五つの道徳。
「仁・礼・信・義・智」そして色が「青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)」となります。
順番が違ってはいけません。青は仁で木を表します。以下、順番通りです。
今年、我が家は黄色の兜と紐を選びました。
「信」・・自分の信念を持てるように、そしてお客様から信頼して頂けるように。
そんな願いを込めました。
毎年、そんな風にして目標を定めながらしつらえするのは
家族の絆や仕事仲間との絆を深められるきっかけになるかもしれません。
そして、何より日本の精神文化を継承するお役目も果たせそうです。
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柏もち
立夏の今日、ガラスの器に柏餅と粽を入れて初夏の爽やかさをしつらえました。
柏は新芽が出ないと古い葉が落ちないということにあやかり、
親が子の無事を見届けれるようにとの願いが託されています。
餅は神様への献上食。厄除けと言われている小豆の餡が入っている柏餅。
素晴らしい節句のお菓子ですよね。
今晩、家族で頂きます
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日本の行事は「思いやり」を子々孫々と継承していく、素晴らしい文化です。
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今日は「花祭り」
潅仏会とか仏生会、降誕会とも呼ばれるお釈迦様のお誕生を
お祝いする仏教の行事です。
中国を経て日本に伝わったのが606年と言われています。
お寺の境内で「花御堂」と呼ばれるお花で飾られた小堂が設けられ
そこに右手を挙げた誕生仏が安置されています。
お参りに来た人たちはその仏さまに、柄杓ですくった甘茶を
頭上から注ぐのです。
お釈迦様が産まれたときに、帝釈天や梵天が天から降りてきて
更に、九匹の龍が天上から降りて清浄な香水を吐き注いで
産湯を使わせたという伝説から、甘茶を注ぐ習慣になったそうです。
正式には五香水(五色水)という五種類の香水が用いられるそうです。
右手は上を指差し、左手は下を指差し
「天上天下唯我独尊」・・この宇宙に存在する全てのものは、みな平等である。
お釈迦さまがお生まれになったときに仰った言葉。
今日はその教えをもう一度、心に刻みたいものですね。
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長野市の骨董やさんのウィンドー
両親が生きていた頃は、花祭りにはお寺に行くという習慣でした。
お稚児さんの仕度をした子供達を見にいきながら
お参りをする・・ほんの少し肌寒いけれど春の日差しに
新しい季節の薫りを感じながら、去り行く櫻を見送る・・という。
でも父が亡くなった年に「合掌童」が家に来てからは
お雛様を片付けたあとは「待降祭」の如くしつらえるようになりました。
日々、「生まれた役割は・・?」などとは考えませんけれど
こうした行事を毎月用意していく中で、
不思議ですね・・生かされている意味と向き合うようになります。
そして、命の継承を思います。
生きていくために、文化はとても大きな役割のある道しるべなのです。
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出始めのたけのこの姿・・岩をも砕き真っ直ぐ伸びてゆく様子に
お釈迦様の姿を重ね、独活という漢字をもつうどにお釈迦さまの精神を重ね
大切な言葉の盛り物として、頂く。
きちんと今年度も自分自身の足元を見つめられるように、
全て自分の責任のもとで生活していけるように、
あらゆる物に対して、愛情をかけられるように、
そんな想いを抱きながら、今年も筍ご飯と独活の酢味噌和えを頂きました。
今朝早くから仕度をし始めた妹の姿に、母の面影が垣間見られ
いつものキッチンの様子なのに、何故か神聖で、思わず息を呑みました。
毎月、何かしら行事のある日本の文化。
季節を愛でる事で、丁寧に生きていく過程を積み重ねられる・・
そんな幸せを実感致します。
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今日から4月ですね。
新年度・・新入社員の方のピカピカ姿が目を引きます。
慣れないスーツ姿が何とも新鮮で・・
思わず、「似合っているよ。大丈夫!!」と声をかけたくなりますね。
これからが、人生の始まり。
くじけず、勇気を持って、笑顔で過ごして下さいね・・って
若者達の背中にせめてものメッセージ。
3月30日、31日と冬のように寒くて
せっかく咲いた桜がちじこんじゃっていないかな・・
風に吹かれて散ってしまわないかな・・と心配でした。
でも、やっぱり新渡戸稲造さんも仰っていたように
「櫻は大和魂の典型」ですね。
散る時期がくるまでは、何が何でも枝にしがみつく。
そして、自ずと決めた最期の時期には潔い姿を見せてくれる。
命のある限り、しっかりと自分のお役目を果たします。
毎年、こうして櫻の美しい景色を眺めながら
私は「命」を想います。
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櫻を題材にした和歌や俳句、<源氏物語>に描かれた桜の情景、
櫻の名所での古式を大切にした数々の行事など、櫻をなくしては
日本の文化は語れません。
櫻は中国から渡ってきたと聞いていますが、櫻を日本人の心に刻みこんだの
和歌だと言われています。
その第一人者が西行ですけれど、和歌も中国の詩を平安貴族が十分に学び、
深めて作り上げた文化だそうです。
<櫻狂い>をした西行。その西行を慕う歌人や俳人達、又、その歌人を慕う
歌人たちが櫻を愛し・・やがてそれは文学全般に染み渡り、絵画・着物・
蒔絵・更に和菓子となって文化にまで高まっていったのでしょうね。
日本の文化は殆どが海を渡ってきたものですけれど、日本流にアレンジされ
独特の文化が定着しています。
誇るべき、素晴らしい文化です。
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お気に入りのお店の玄関先
昨夜、仕事が終わってから一人でお気に入りの場所でお花見。
冷たい風にさらされながらも、凛とした美しさで輝いていた櫻。
今夜はどんな表情を見せてくれるのでしょう。
「花明かり」の中、今夜はしばし天へ昇った懐かしい方達との
おしゃべりを楽しみたいと思います。
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今日は雛祭りです。
我が家では2月4日に毎年出てきてもらいます。
今年で56回目のお雛様も
古びた箱から、今か今かとお囃子を鳴らし、催促のあらし・・。
でも、ちっちゃなケースなので、すぐ飾れます。
若かりし頃、両親がお金が無くて、やっとこさで買ってくれた宝物。
母方の祖母が贈ってくれるというのを
父が丁寧にお断り申し上げ(笑)、
ナケナシのお金で買ってくれたのだそうです。
あの頃、父は婿養子のような待遇で
随分と肩身の狭い思いをしたとか・・。
その境遇があったからこそ、自力で商売を始め、成功したのでしょう。
そんな父の想いが詰まったお雛様。
子供の頃は、大きな五段飾りや七段飾りがとっても羨ましかったですけれど
姪が産まれたとき、これを受け継がせたいと思うようになりました。
憧れの大きな五段飾りや七段飾りには、
どうも縁がないようです。
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56年目のお雛様 鈴のお雛様
姪が産まれた頃、行く先々でお雛様と出会う機会があり
毎年買い集めたものがちょっと珍しいもの。
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とっても表情が豊かで今にも動き出しそうでしょう?
思わず微笑みがこぼれます。
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群馬県の伝統工芸師作 繭雛
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京都で見つけた武士姿雛
子供の幸せを祈りながらお祝いをする。
その親の姿を見ながら育つ心には、必ず、「感謝」の想いが育ちます。
お雛様を飾らなくても、
蛤のお吸い物とちらし寿司を頂くだけでも
温かな想いの継承になるのでは・・と思います。
日本の伝統文化には「想い」の継承をいつも感じます。
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雛あられで川を形どり、流し雛を。
今年の流し雛には、特別な想いがあるのです。
二度と会えなくなった大切ないとこへ、感謝と愛を伝えるために・・
天までどうか、届きますように。
皆様も、心温まる一日をお過ごし下さい。
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昨日の節分、豆撒きはしましたか?
枡を抱えて、お豆を握りしめると
嬉しさのあまり、満面の笑顔になってしまいます。
つい、鬼は外・・の言葉より
福は内・・ばかりになってしまう私。
「鬼」なんて寄付きっこないもんね~と
確信しているせいかもしれません。
何しろ、世の中で一番恐い人が父でしたので
この父に敵う者は居ない・・そう思っていたせいもあるのかな?
まっ、いずれにしても
「福は~うちぃ~!!」の言葉で十分のように思います。
毎年2月3日は何かと忙しい。
豆撒きをした後、玄関に立春のお札を貼り、
夜中の12時ぴったりに「一陽来復」のお札を恵方に向けて貼る。
改めて、神棚に手を合わせ、仏壇に手を合わせる。
今年も又、昨年と同じ事ができたことに
心から感謝して、幸せだなぁ~と思える瞬間です。
何も特別なことがなくて良い。
大きなことが出来なくても良い。
家族皆、健康で笑顔で過ごせたらそれだけで良い。
どうか、あの人もこの人も今年も笑顔で居られますように。
毎年2月4日の午前12時30分に祈りながら
私の立春の日が明けます。
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こうした節目の行事を繰り返すことで
「心を尽くす」ことが自然と身についていきますよね。
「手をかけることは、心をかけることだ・・
だから下手でもいいからきちんとやりなさい。」
下手でもいいからきちんとやっていると、
いつかは褒めて頂けるようになる・・と
母が申しておりました。
「心を尽くす」
今年もまた、私の立春の想いはこれにつきるようです。
まだまだ寒さは続きます。どうぞ、ご自愛ください。
「三日月は そるぞ寒さは 冴え返る 一茶」
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いつ頃からだったかは定かではありませんが
私は円空さまの仏像が大好きです。
多分、アイヌの木彫りに通じるものがあるからだと思います。
何とも言えない「優しさと強さ」を感じます。
円空さまについては、まだ謎の部分があるようですけれど
難しいことはさておき、流浪の旅をしながら仏像を彫り
その仏像からどれほどの貧しい人々が救われたのか・・
それを考えたとき、はっきりと生きて語る魂みたいなものを
円空さまの仏像から感じ受けました。
彫っている円空さまの姿と
手を合わせている貧しい農民や漁師さん達の姿が
一体、一体の仏像の姿から見えます。
時折、子供が仏像の頭を撫ぜていたり
抱きかかえたりしている姿も。
そんな風景が、私には見えます。
これこそが、仏像の姿なのではないだろうか・・。
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今回の展覧会は飛騨高山の千光寺とその周辺で現存している仏像でした。
国立博物館の小さなホールでしたが
会場に足を踏み入れた瞬間、木彫りの音が聞こえたように感じました。
400年前の「想い」が確かな息づかいで包まれていたのです。
全てに円空さまの姿を感じました。
その空気感・・大勢の方たちが拝観していらっしゃったはずなのに
私と円空さまの二人だけの会話の時間。
三十三観音立像のお顔を一体、一体拝観していたら
涙がこぼれました。
近隣の人々が病気になると借り出しては回復を祈ったとか。
その表情は慈愛そのものです。
「皆人は 仏になるとねがいつつ まことになれる けさの杉の木」
こう願いを込めて一彫り、一彫り仏像を彫っていたのですね。
2006年、梅原猛先生の「歓喜する円空」という本に
現存する円空仏が細かく掲載されていました。
北海道生まれの私は函館近辺に現存する円空仏に会いたい・・
そんな想いから2007年の2月に行って参りました。
トップの写真が福島町で出逢えた円空仏です。
とても偶然が重なって、拝見することが出来た貴重な写真です。
願えば叶う・・それを実感した旅行でした。
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群馬県も水沢観音で拝見できます。富岡市の妙義神社にも現存しているそうです。
諸国を仏像を寄進しながら巡った円空さま。
「わが母の命に代わる 袈裟なれや 法の形は 万代をへん」
愛するお母様を七歳のときに目の前で水害で亡くされたそうです。
きっと、お母様への鎮魂と祈りのための造仏だったのかもしれませんね。
東京国立博物館で開催中です。
心が満たされますので、是非お出かけ下さい。
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今日は姪の成人式。
朝、4時半に私達保護者は起床しました。
妹は朝食の支度を始め、
私はいつもの朝のように日課をこなし
ほぼ、何も変わらない一日の始まり・・
でも、早朝5時半から出張して下さった美容室のまよちゃんが
笑顔いっぱいに手際よくメイクをして、髪をセットしていく。
そんなパワフルな姿から元気を頂いた朝の始まりになりました。
まよちゃんと姪が冗談を言いながら、ゲラゲラと笑う声。
お湯が沸騰する音。炊きたてのご飯の香り。
朝陽が昇っていき明るくなる空。
母が妹の為に仕立ててくれた振袖・・。
そんなひとつ、ひとつの小さなことを
五感で丁寧に感じていると、不覚にも涙がこぼれそうになりました。
この晴れ姿、両親に見せたかったな。
年齢を重ねると、涙もろくなりますね。
8時少し前に、着付けの先生が到着。
お友達の美容室の着付けの合間に来て下さいました。
若いのですけれど、腕前は超ベテラン級。
とっても信頼している方です。
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3年前、私の振袖を長女の姪が着ました。
その時も、このお二人に大変お世話になったのです。
こんなに頼り甲斐のある友人に恵まれて幸せ。
やはり、神様は駄目な人間にはちゃ~んと
素晴らしいブレーンを与えて下さるのですね。
それにしても、母は凄いなぁ~と思いました。
私の着物は長女が妹の着物は次女が・・
バッチリ似合うように仕立ててくれていたのですから。
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前撮りの時 今日
かんざしは7歳のお祝いのときに京都で誂えたもの。
成人式でも使えるものを・・と、お願いした思い出の物です。
姪達がこれから結婚して、もし女の子が生まれたら
この着物もかんざしも受け継がれていくのかしら・・
なんて思ったら、「想い」というのは
「命」の継承なんんだな~と、つくづく実感致しました。
母から子へ、そして孫へ。
この子々孫々という継承が「愛」の基なんですね。
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中学の時の同級生だったBFがお迎えに来て
彼のご自宅へお赤飯を持ちご挨拶に。
そんな姿を見ていると
いつか、この家を旅立っていくのね・・なんて
親父の心境になってしまいました
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今年成人式をお迎えになられた全ての皆様へ
心よりお祝いを申しあげます。