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美しさは日々の小さな積み重ねから。

立秋の日が過ぎて

2011-08-09 16:22:49 | 日記
秋分の日が過ぎて



              昨日は立秋でした。
              暦は「秋」ですね・・。
              でも、これからが残暑厳しき折・・
              くれぐれも ご自愛下さいね。

              今日は長崎が原爆投下された日です。
              今年の大震災後、長崎で被爆された秋月辰一郎博士の書いた「長崎原爆記」を
              じっくり読み返してみたのです。言葉を噛みしめるようにじっくりと・・
              改めてその大惨事に身体中が痛みました。

              お盆様をお迎えする為の用意が始まる中
              まずは 蓮を模ったろうそくに火を灯し 心からご冥福と平和を祈りました。
              沢山の犠牲者の方の魂が
              今の日本を守り 勇気づけてくれていることに 心から感謝したいと思います。

              立秋になって 一番にすることは 金魚から蜻蛉の暖簾にすること。
              赤とんぼは秋を告げる風物詩。
              白地に蜻蛉の柄がとっても涼しさをそそります。
              そして お盆様の為に ほおずきを飾り 道しるべに致します。
              ほおずきは「灯籠草」の別名があり 赤い袋を炎に見立て飾るのです。
              「南無阿弥陀仏」と書かれた散華と お数珠を添えて。
              
              13日に日付が変わってから きゅうりとナスに足をつけ玄関先に飾り
              真菰を敷いて精霊棚を作り 季節の果物や野菜を並べて お帰りを待ちます。
              お盆は両親と一緒に過ごしているという実感があるのは
              この準備をするのが楽しいからなのかもしれませんね。
              お寺の宗派で違うらしいのですけれど 我が家は 大切な日本文化として
              両親とご先祖様の精霊をお迎えしているのです。
              「生かされている自分」を大切に受け止められる行事でもあります。

              蜻蛉を持った童の鉛筆画は 亡き母の形見です。
              姪を子守していた時期に書いたものらしく 
              すす汚れたスケッチブックに色々な絵が10枚ほど書かれていて・・
              ちょっと驚いてしまいました。結構、上手でしょう?              
              亡くなってから発見したので もったいない事をしたなぁ~と思いました。
              知っていたら きちんと描いてもらったのに・・
              2枚程は 姪の落書きの餌食になってましたから

              そんな両親の思い出にたっぷり浸れるお盆の行事。
              皆様のご家庭では どんな逢瀬をするのでしょうか?