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いつ頃からだったかは定かではありませんが
私は円空さまの仏像が大好きです。
多分、アイヌの木彫りに通じるものがあるからだと思います。
何とも言えない「優しさと強さ」を感じます。
円空さまについては、まだ謎の部分があるようですけれど
難しいことはさておき、流浪の旅をしながら仏像を彫り
その仏像からどれほどの貧しい人々が救われたのか・・
それを考えたとき、はっきりと生きて語る魂みたいなものを
円空さまの仏像から感じ受けました。
彫っている円空さまの姿と
手を合わせている貧しい農民や漁師さん達の姿が
一体、一体の仏像の姿から見えます。
時折、子供が仏像の頭を撫ぜていたり
抱きかかえたりしている姿も。
そんな風景が、私には見えます。
これこそが、仏像の姿なのではないだろうか・・。
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今回の展覧会は飛騨高山の千光寺とその周辺で現存している仏像でした。
国立博物館の小さなホールでしたが
会場に足を踏み入れた瞬間、木彫りの音が聞こえたように感じました。
400年前の「想い」が確かな息づかいで包まれていたのです。
全てに円空さまの姿を感じました。
その空気感・・大勢の方たちが拝観していらっしゃったはずなのに
私と円空さまの二人だけの会話の時間。
三十三観音立像のお顔を一体、一体拝観していたら
涙がこぼれました。
近隣の人々が病気になると借り出しては回復を祈ったとか。
その表情は慈愛そのものです。
「皆人は 仏になるとねがいつつ まことになれる けさの杉の木」
こう願いを込めて一彫り、一彫り仏像を彫っていたのですね。
2006年、梅原猛先生の「歓喜する円空」という本に
現存する円空仏が細かく掲載されていました。
北海道生まれの私は函館近辺に現存する円空仏に会いたい・・
そんな想いから2007年の2月に行って参りました。
トップの写真が福島町で出逢えた円空仏です。
とても偶然が重なって、拝見することが出来た貴重な写真です。
願えば叶う・・それを実感した旅行でした。
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群馬県も水沢観音で拝見できます。富岡市の妙義神社にも現存しているそうです。
諸国を仏像を寄進しながら巡った円空さま。
「わが母の命に代わる 袈裟なれや 法の形は 万代をへん」
愛するお母様を七歳のときに目の前で水害で亡くされたそうです。
きっと、お母様への鎮魂と祈りのための造仏だったのかもしれませんね。
東京国立博物館で開催中です。
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