書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

屈原詩 「天問」 7

2011-12-21 08:30:32 | Weblog
湯谷より出て
蒙汜に次る



「楚辞」
「詩経」から約三百年後の紀元前四世紀頃、楚の国に大詩人、屈原が生まれた。 
屈原を中心に新しい詩歌の流れが始まった、その詩歌を収録したのが「楚辞」である。
北方の「詩経」の暗く重い調子に比べ、南方の「楚辞」は明るく伸びやかで華やかであり、
ロマンを彷彿させるものである。

「屈原」
楚の国王の側近として使えたが、陰謀によって失脚、国を追われる。
その時の想いを歌った長編叙事詩「離騒」は中国文学史上、不朽の名作と言われてる。
故国の行く末に失望した将来に絶望した屈原は石を抱いて汨羅江に入水自殺を遂げる。
彼を慕う楚の民達は、小舟を漕ぎ出し太鼓を打って,
屈原の亡骸を魚から守るべく笹の葉に米の飯を入れて川に投げ込む、これがちまきの由来とされる。
また、入水した屈原を救出しようと民衆が先を争って船を出した、という故事があるが、
これがドラゴンボート(龍船)の由来とされる。

屈原詩 「天問」
「離騒」と並び屈原の傑作とされる。
天に向かってあらゆる疑問を投げかけると言う奇想天外な発想である。

(以上、中国名詩選-岩波文庫より引用)


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