書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

聖武天皇雑集(731)

2007-04-22 09:41:17 | Weblog

中国の六朝、隋、唐の詩文から抜け書きされたもので、
全長21.35mに及ぶ長巻である。
先の詩序同様、中国では既に失われている詩文も有り、
中国文学史上も極めて貴重なものとされる。
それにしても、
後述の光明皇后の豪放とも言える書風に比して、
ご主人であるこの聖武天皇の書は、
いかにも、繊細にして正確、一画一画が几帳面に書かれていることか。
お二人の性格を垣間見るようで微笑ましい。 
しかし、王羲之を丹念に学んだであろう骨格の確かさが覗える。

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