書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

石川丈山・一行書

2009-04-05 09:06:45 | Weblog
石川丈山(1583-1672)
大坂夏の陣において功名を得たが,家康の軍律に背き蟄居させられる。
以後、諸国歴遊の後に京都一乗寺に居を構え、これを凹凸?と名付けた。
後に、
狩野探幽が描く三十六歌仙の肖像画を堂内に掲げたことで詩仙堂として知られるようになった。
三十六歌仙は綺羅星の如き中国の歌人、詩人達である。
蘇武-陶潛 謝霊運-鮑照 杜審言-陳子昂
李白-杜甫 王維-孟浩然 高適-岑参
儲光羲-王昌齢 韋応物-劉長卿 韓愈-柳宗元
劉禹錫-白居易 李賀-盧仝 杜牧-李商隠
寒山-霊 林逋-邵雍 梅尭臣-蘇舜欽
欧陽脩-蘇軾 黄庭堅-陳師道 陳与義-曽幾
如何にも心憎い対の選択だ。

漢詩はもとより儒学・書道・茶道・庭園設計に精通した才人であった。
煎茶道の祖とも言われる。
彼の作庭した名園が京都に残っている。
詩仙堂、蓮華寺、一休寺方丈庭園、東本願寺別邸・枳殻邸池泉回遊式庭園。

中国趣味趣味三昧に徹し、其の書も唐様に長じる。

沙泉帯草堂


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