蓬 窓 閑 話

「休みのない海」を改題。初心に帰れで、
10年ほど前、gooブログを始めたときのタイトル。
蓬屋をもじったもの。

いちばん遠くへ

2020年12月06日 | 散歩道から

近くには、4つの広場がある。元気に歩けたころは、3つの広場を渡り歩いて、45分だった。今は1つずしか行けない。いちばん好きな広場がいちばん遠い。

先週、どうしても行きたくなった。

花を見、また花を見ながら、水を渡り、橋の右側の森が行先

ここで自己紹介、帽子をかぶっている影。橋の名前を写したつもりがバカなワタクシ。

長い長い坂をぽつりぽつりと歩いて、ようやく到着。この異様な建造物は昔の閘門。

後ろに見える白い建物は三十階建てくらい。勘定しても、すぐ忘れてしまう。

この広場が好きで、雨降りでも来たりした。雨つゆにしっとりぬれた樹々の緑が美しかった。

この景色を眺めながらお弁当を食べる。ウォーキングかジョギングの中年男性がちらほら。

でっかい魚。昔はなかった。

こちらが荒川放水路、まあ、大きな川だけど。樹々がこんなに混みあっていなかったときは、川の風景がいっぱいに見えたのに。

少し近寄ってみる。冬だから、まだ見える。

振り返ると宝石みたいな樹がきらきらと。

帰り道、遠くへ来てしまった。突き当りの手すりの先の向こうに、道はまだつづく。

 

向こうに見える黒っぽい橋が番所橋。向こうに流れるのが小名木川、手前を流れるのが中川。

江戸の昔、船運送が主体で、中川と小名木川の交差するところに「船の関所」があり、船番所と言われていた。

道端に咲く花。けっこうきれい。

中川を渡る。左手の森が、いま行ってきたところ。

 

余談:歩ける限度の二倍は歩いたので、達成感はあったのだけれど……

翌朝、起きようとしてベッドから立ちあがったとたんに脚がカクカク。

たたらを踏んだあげく、仰向けにひっくり返り、後頭部をドッスンとぶつけてしまった。

下が畳だったのと、ま、あたま軽いから、意外に衝撃は少なかった。でもかなり自信喪失。