蓬 窓 閑 話

「休みのない海」を改題。初心に帰れで、
10年ほど前、gooブログを始めたときのタイトル。
蓬屋をもじったもの。

今、ふたたび「仁」

2017年09月12日 | 日記
また、病院通いが始まっている。昨日も行ってきた。

 春から少しずつ外へ出られるようになっていたのに、変な時期の梅雨明けから、急坂を転げ落ちるようだった。

 なんとかしなければと、訪問医師に紹介状を書いてもらい、まずは整形外科でレントゲンだのMRIだの、また撮って、今までに10回以上は撮っている。
 一人では行けないから、昨日も若いモンに仕事を休んで付き添ってもらった。

 玄関に、今、ふたたび「仁」とある。
 医は仁術と言うけれど、整形の医師に「仁」を感じたことはない。
 レントゲンとMRIしか見ない。見ないというより、それでしか診ないことにしているようだ。
 訪問医師も整形外科なので、結果を聞かれ「整形は十年一日のごとく進歩してませんね」と皮肉る。


 きれいな植栽が置いてあったり、椅子があっても、右のデザイナーズ仕様の椅子なんて健康な若い者でも座り心地は悪いだろう。

 整形で2週間費やし、ペインクリニックへ2回。
 ここは、5年ほど前に2年間通った。当時は杖もつかず、一人でバスで通っていた。

 5年も経っているから、ペインの担当医師も注射の医師も違う。
 一番進歩したなと思えたのは、注射するところを超音波で見ながら射すということだ。
 以前は、この辺りという勘でやるからムラがあった。

 この2回は処方薬がよけい痛かったり、注射の量が多すぎて、脱力して歩けなかったりした。
 中は広いし、脱力したりするから、どうしても付き添いが必要。

 広いウィンドウの百人一首なんて、だれも眺めていない。

 昨日は3回目、量は少な目にして、悪いほうが超音波ではっきり見えるようになったと。
 もう一方は、かなり探っていらっしゃる感じだった。
 「時間かかりますけどね、根気よくやりましょうね」と女先生。
 「はい、その覚悟です」

 今までは、行った当日、半日しかもたなかったが、
 今日は雨降りなのに、重いけれど、ズキズキしないのがよい。

 帰りのタクシーでは、いつもここの赤信号で停まる。
 アプローチに大理石を使った建物、やっと撮れた。
 
 問題は、毎週の付き添いをどうするか。
 嫁ちゃんにも、ローテーションに入ってもらおうか。
 わ~こわい。言えない。

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