逆井の渡しまで行ってきた。普通の人なら大した距離ではないのが、前日けっこう痛んだので、途中で引き返した。これは正解で、翌日も晴天、それほど苦にせず到着?できた。
この道筋は竪川(たてかわ)と呼ばれ、両国から逆井の渡しまで東西に通っている。明暦の大火後に作られた川で、小名木川に平行して北側を流れていた。現在は埋め立てられ、上は首都高速、下は道となった。
脇道の歩道および自転車道。ここを真っすぐ行けば両国に着くはず。後ろへ行けば小松川へ。
上が首都高速、下が逆井橋。いま渡ってきて、振り返ったところ。(この写真はネットより借用)
渡り切ったところに、逆井の渡しの説明板がある。こちら江戸川区。
この渡しを過ぎると、千葉は佐倉・成田へと行く佐倉道につながる。幕府は他所からの攻撃に備え、川に橋を架けないようにしたとか。用心深いこと、道理で280?年も続いたわけだ。ここまで来た旅人は舟で小松川へと渡った。
とても眺めがよいので、広重の絵にもある。
逆井橋を戻る。
旧中川をまたいでいる。その下流方面。
上流方面。
渡ると、こちらにも逆井の渡しの碑と説明板。こちら江東区。
こちらは、広重の絵のほかに、「絵本江戸土産」にも。参勤交代で単身赴任していた父親などが、子どもへの江戸土産に買って行ったのだろうか。
ビルがあっても、確かに見晴らしはよい。道が坂になっているので、周辺より高いのだろう。
ここのベンチで持ってきたお弁当を食べた。鳩や見知らぬ鳥が寄ってくる。
ただ、上の高速を走る車の音がかくもうるさいとは、徳川さまでもご存知あるめえ。