呼吸とカラダのワークショップは、あきのりの個人的な経験から生まれました。
京都で一人暮らしをしていた20代から30歳までのあきのりは日中会社に勤めながらダンスとバレエと俳優の稽古に分刻みに追われていました。充実している毎日とはいえ、普通の仕事をしながらもそれぞれのシーズンごとに来る舞台や普段の稽古に追われている日々は、自分でも気がつかないうちに精神的に追い詰められていました。
そもそもオリジナルな身体表現を作るために基本の練習としてダンスやバレエの稽古を受けていたはずなのに、いつの間にか誰かが作った作品をやり続けていて、稽古や将来のための必要な資金を用意するためになった正社員のはずが責任ある立場を期待されるようになったことが原因でした。当時オリジナルな表現を生み出す稽古とは何をしたらいいのかとても悩みました。
そんなストレスの中で心身のバランスを崩してしまい、結局体調が悪化して神戸の実家に戻ることになりました。神戸の実家で療養していても体が思うように動かず、このままではやりたいダンスができないと焦りばかりが募ります。
そんなある冬の日の夜、ふと思い立って着ていた服を脱いで一人自室に床の上に自分を立たせました。自分の体をもう一度意識してつかみ直そうという考えからでした。そして唇から息を吐き、鼻から吸って静かに吐き、呼吸から見失ってしまった自分の体をもう一度見直しました。
ゆっくりと呼吸をしながら自分の体に意識を集中させました。床の上に立つ自分の足裏、足、体、頭。感情に流されず、体を心を一旦切り離して、自分の体を冷静にモニターするように観察します。呼吸はだんだんと落ち着き、体と体の周りを眺めていました。周りの景色がはっきりと見えます。そんな体をしばらく立たせていました。
感覚を気持ちで捉えるのではなく、体の皮膚感覚を使ってシンプルに感じ取る、ここから自分の体を再認識していくことができました。
体の感覚に意識を集中することで世界がクリアになります。
ぜひ5/28の呼吸とカラダのワークショップにお越しください。会場でお待ちしております。
呼吸とカラダのワークショップ
13時00分 ワークショップスタート
14時00分 ワークショップ終了
定員: 5名
料金 : ¥3000
申し込み: akinori.yoshie@gmail.comより、件名にワークショップ希望、内容にお名前をお書き添えください。
https://www.facebook.com/events/1207899746546694/
他SNSのメッセージでもお受けします。
会場 : Social Kitchen
http://hanareproject.net/