還暦ホノルルマラソンを夢見て

メタボを改善し、還暦から新しい人生目指して、あくなきチャレンジをブログります。

たたらぎダム湖マラソン一人旅 (その2:お試し大会の前編)

2020年06月07日 | ハーフマラソンぐらい
 本来なら、この週末に大々的?に開催される予定だった、「たたらぎダム湖マラソン」COVID-19禍により、あえなく中止。なので、本番趣味レーションで走ってきました。趣味ですから、ね。問題は、制限時間です。
 
 大会要項、4項に曰く、「ハーフマラソンは19.1km地点(第1給水所)にて、2時間30分で打ち切ります。時間内に通過できなかった方は、収容車でフィニッシュ地点まで戻っていただきます。」という縛りです。表現もなんですか?、”収容車”ですよ。収容車。どこかの怖い場所に連れて行かれそうなこの響き。

 で、”フィニッシュ地点までまで戻っていただきます。”???。もう量子的表現すぎます。無限ループです。”あなたの魂はここに閉じ込めます”との表現ではありませんか。
怖すぎです。どうやったら、”フィニッシュ地点”に戻るのか??。この収容車、だだものではありません。怖い。

 あやパパは、収容車ではなく、”シェームバス”と読み替えです。いつも通る”羽束師橋”も真っ青のバスです。もう、絶対に乗りたくありません。これに乗ると良き運を全部乗車賃として没収され、無限と永遠の狭間に落とされそうです。うーん怖い。

 怠惰なあやパパは、”よし!みんなを驚かせる為に、早朝に走ってみよ。”というのは、思っただけ。15時半から走り始めて、いつも通り日没との競争となりました。今日の天気は花曇り、梅雨の時期の感じ。高い山々は霧がかかっています。たたらぎダム湖周辺は、完璧に山の中ですが、川を堰き止めた湖なので、最初に100mほど登り標高300m、後は、50m以下のUp、downがこれでもかと続き、トータルで(今回の場合)1240mの高低差となりました。スカイツリーの約2倍の高さ、足腰に来そう?

 走っているとそんなには感じないんですが、確かに、目の前に壁のようにある坂が目立ちます。面白いことに、最初の1.5kmで最も過酷な100mの坂を駆け上がる為に、その後の坂が大した坂に思えません。開催概要の地図にある給水所No.1までがそうです。ここまで一周回って2時間30分で帰ってこなければ、”シェームバス”にどこかに連れてゆかれます。怖い。

 で、今日のRUN。出来るだけ、本番と同じように走りました。しかし、何を思ったか、この制限時間を2時間19分と思い込み走りました。良く考えれば、こんな中途半端な数字はないですよね。しかし、走っている時は真剣です。このブログで、やってみましたがシェームバスで、無限行きで、サヨナラですと書くか、やってみたらできましたー!。と書くかは雲泥の差であります。うまく曇って、気温も22度。なんてバッチリ環境なんだと、運の良さにご満悦です。

 さあ、満を持してあやパパ、2回目の「たたらぎダム湖マラソン」開始です。近所のおじさんが、暇人が走っとるで。と、暖かい視線を投げます。最初の上り坂。昔、若い頃、成城学園あたりで10kmを走らされた事があり、最後に登る坂を”心臓破りの坂”として、ランニングなんか大嫌いなあやパパはU2になった事があります。

 このダム駆け上がりの坂は”心臓破りの坂”の5倍以上の規模ですが、名前がありません。なので、命名することにします。命名”ササユリ坂”です。意外ですか?これまで、このボログを読んで頂いている、常連さんの予想では”狸坂”とか”無遠坂”とか期待したのでは。

 実は、この辺はササユリの自生地で、旧朝来町の花でもあります。市町村合併で朝来市の花は桜になってしまいました。折衷案でしょうが、何が面白いのか?さっぱり不明。あやパパは、今でもササユリです。しかしながら、鹿の大発生にて絶滅してしまった感じです。悲しいです。

 あやパパの親父が、このササユリ保護に力を尽くしました。この、多々良木周辺もいろいろ保護活動をしたと聞いています。山の男でした。半端なく。多少、そんな敬意も込めて”ササユリ坂”であります。優しい名前とは反対に、厳しいです。一気に心拍数が上がります。ここを越えさえすれば、、、。という事で、今回は走り出したトコで終わり。明日、後編です。お楽しみに。

 たたらぎの ダムを巡りて ゆく我に ありしささゆり しずかにゆれん 
                           あやパパ