天童温泉松伯亭あづま荘女将四季日記

天童温泉松伯亭あづま荘の女将が四季折々の出来事や感じた事を綴る日記

新緑のお茶会

2010-05-31 23:10:00 | 茶道
 
茶友が準教授の資格を取得し、お披露目のお茶事にご招待頂ました。お花は青磁の花器にミチコ蓮華。大ぶりの葉っぱに白い蕾が清々しい美しさでございます。
皇后様のお名前が付くだけあって気品に満ち、咲いた風情も可愛らしいでしょ

お炭手前から始まり、まずお濃茶を頂きます。その後お席をあらため薄茶席となります
お茶って肩苦しく感じますが薄茶席は笑いあり、冗談ありでこんな会話も「T君仙台に行った彼女どうした?まだ付き合ってるの」流石に皆ギョ!返事に困っているT君・・・「まあまあそれは後でじっくりと質問しましょう」と誰かが助け舟、その後大爆笑。勿論よく知ってる仲間だからですが

さてお茶席には必ずたばこ盆が出されます
煙族が嫌われる時代、ましてや席中で所望する人も無くお飾り的存在なのですが無いと淋しいのです。
写真は火入れ(灰の中に小炭を埋め込みこれで火を付ける)   と青竹(灰皿の役目で水が入っている)
これにきざみたばこと煙管を添えます。元来精神修行として武士社会の殿方の間で繁栄してきた茶の湯だからこんな風習が残っているのでしょうね♪