コミケ委託コーナー中止の件

　コミケ公式サイトでは5/31に委託コーナー中止のお知らせがでてましたが、昨日、委託を運営していたコミケプランニングサービスから書面で中止のお知らせが届きました。私はここ数年直接参加が難しいので委託コーナーのお世話になってました。この夏コミも委託参加予定でしたし、五月中は公式サイトからリンクされた委託コーナーのwebページでも例年通り委託を実施する旨案内が出てましたので、申込書問い合わせをすませたところでした。突然の中止に驚いたのはともかく、中止理由に今ひとつ納得できないことがあります。

　①なぜ、今、この時期に突然中止なのか？　すでに案内が出ているのだからせめてこの夏までは実施して次回の冬から中止するなど、少しは猶予期間が欲しかったと思います。あえて中止を断行したのにはそれなりの理由があると思われますが、コミックマーケット準備委員会の公式発表には中止理由のの緊急性が伺われません。

　②委託コーナー存在意義に関して準備委員会とコミケプランニングサービスとの間に相違があったのか？と、思われることです。
　コミケプランニングサービスはこれまで委託参加者に以下のように告知してきました。『日程の都合などで申し込みをされなかったサークルや、直接参加に落選したサークルなど、直接参加できないサークルを対象に、委託コーナーを開設します。』（以上、コミックマーケット71同人誌委託コーナーの案内書より抜粋。）こちらは落選サークルと直参不可能サークルの救済をあげてます。
　一方、準備会側の発表では、『抽選漏れサークルの救済という趣旨とは異なって、そもそもコミケットにサークル申し込みを行っていないサークルが増え、コーナーの性格も変わりつつあります。』となっています。つまり、準備会側では落選サークル以外は対象外という姿勢です。
　コミケは非営利・アマチュアの為の展示即売会です。でも運営してるコミケプランニングサービスは株式会社なので利益を出さねばならないはずです。その辺りのずれが問われたのかと思いました。準備会側は直参が難しいサークル救済については切り捨てる方向でコミケ存続のためのベターな選択をしたと解釈してます。

　準備会側のあげる他の理由についてももっともな事だと理解はするものの、直参が難しいサークルがなんとか参加できるありがたいシステムだったので無くなるのは本当に残念です。