やまがた好日抄ーⅡ

低く暮らし、高く想ふ! 
山形の魅力を、日々の関心事を、気ままに…。

彼岸花

2022-09-16 | 出羽界隈
秋の彼岸を前に、家の前の花壇で、彼岸花が咲き始めた。



以前は、もっとあったやうな気がするが、現在はこの一本だけー。
それでも、彼岸花の群生した姿は一寸異様な気もするので、一本だけといふのもアリなのかもしれない。

気が付くと、花壇部分はコスモスと秋明菊とムラサキシキブにほぼ占領され、当惑はしてゐるものの、秋のひととき、青空の下でのこの景色はまんざらでもなくー。





最上三十三観音 三日目

2022-09-13 | やまがた抄
最上三十三観音の三日目のコースを回ってきました。

来週から我が家ではリフォーム工事が始まるので、まだ少し暑いのですが、忙しくなる前に済ませてきました。

どの寺も山形県内陸部の端部にありますので、四寺を回るのに半日以上かかりました。
御開帳中ですので、平日ですがどの寺も多くの人が参拝してゐました。

第三十二番太郎田観音





ひなびた集落の山すそにある小さな観音堂。意外にも、龍の彫り物が素敵です。


番外世照観音

一応、最上三十三観音、置賜三十三観音、庄内三十三観音の百番目の場所になってゐます。

この寺は本堂、観音堂ともにあまりにも現代的で、以前伺ったときも早々に立ち去った記憶がありますが、意外にも、今回は山門に素敵な石仏がおかれてゐるのを発見!







第三十一番富沢観音





明治クーデターの名残りの神仏習合の姿!













でもまあ、素朴で素敵な馬頭観音像でした。




そして、 結願(けちがん)の寺、第三十三番庭月観音
この寺で満願になります。
「満願の方は、鐘楼の鐘を三度ならしてからお参りください」との告知紙があり、小生も、三度鐘を衝いて観音堂へ向かひました。













なんと、威風堂々とした観音堂でせうー!



そして、面白い細工もありました。









秋海棠

2022-09-11 | 出羽界隈
ここ数日のことなのか、庭の縁に秋海棠の花が咲いてゐました。



一昨年、友人に無理を云ってもらったものです。
二カ所に株をわけたのですが、一カ所は影も形もなくなってしまひましたが、
この株は秋明菊の旺盛な生命力のしたで、命をつないでゐました。

以前住んでゐた家では、玄関までのアプローチ部分にこの花が3,4m咲き誇り、秋の到来を感じたものでした。

今の家では、敷地内にコスモスと秋明菊がわがもの顔で咲き始め(現在の世の中のやうに、強者の姿のやうですー)、それはそれでよいのですが、低く生きてゆく植物には、一寸生きにくい場所なのかもしれません



名月

2022-09-10 | 出羽界隈


秋の、名月、でした。

玄関先から、東の中空に、見事な月が望めました。

遥かに昔、
小生が生まれ育ったのは東京の多摩地区でしたが、確か、この日に子供たちは地区内を回った記憶があります。

まだほとんどの家には広縁があり、そこには、ちゃぶ台か何かに供へたススキの穂と団子のやうな供物があり、
小生ら4,5人の子供は、どこからか調達してきたリヤカーに便乗し、各家庭を回るのです。

なんと云って回ったかー、まるで記憶はありませんが、それでもゆく先々でお菓子やら饅頭やら10円か20円がもらへたものでした。
そしてそれを、アジトとしてゐたどこかの家の小屋のやうな場所で皆で分配し、子供心に”中秋の名月”を祝ったものでした。

まあ、今では、もちろん山形でも全国でも、きっとそんな風習のやうなものはなくなり、
ひとはただまんじりと月を愛でる時代になりました。







白露

2022-09-09 | 二十四節気
昨日は白露でした。

台風の影響で不安定な天候が続いてゐましたが、当然、まだ秋本番にはほど遠く、
畑のオクラのコーナーは、夏真っ盛りです。



平均で一日20個ほどは採れ、湯がいたり、漬物にしたり、オクラ水にしたりしてゐますが、
大きめのものは畑に捨ててゐますが、やはり、食べきれません!

友人や知人は欲しがるのですが、山形でもコロナの感染が収まる気配がなく、むやみに出かけるのも気が引け、
結局、家人に”なんでも、作りすぎよ!”と小言を云はれ、でもきっと、来年も同じ位の予定をたててゐます。