ロックやフォークを聴いてゐた小生が、ジャズに転向し、そしてクラシックを聴き始めた幾つかは、ブルノ・ワルターのブラームスの4番、イゴリ・マルケヴィッチのチャイコフスキーの6番、そして、ピエル・モントゥーのストラヴィンスキーの「春の祭典」でした。
その「春の祭典」の、初演時のニジンスキーの振り付けによる原典版ともいふべき演出が、いろいろな振り付けを見てもやはりピカイチでした。確か、映画「シャネル&ストラヴィンスキー」でも、小生愛するピエル・モントゥーが初演するシーンがあり、かなりリアルに映ってゐます。
その原典版の演奏を指揮してゐるのが、ロシア人のワレリー・ゲルギエフです。
彼は、3月1日、ミュンヘン市長によりミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を解雇させられました。
おそらく、世界でもトップクラスの指揮者でせうし、小生はさして好きでもありませんが、名門ミュンヘン・フィルの首席指揮者でしたが解雇させられました。
ロシアのウクライナ侵攻に対して、はっきりと態度を示せといふ市側に曖昧な態度で応じ、かつ、プーチン体制を擁護するかのやうな発言があったらしいとのことー。
ドイツのなかでも特に独立精神が高いとされるミュンヘンの、そこの市長の矜持に胸のすく思ひです。
政治と文化は別物ではありません。むしろ、ある意味一体です。
ミュンヘン市長は、著名な指揮者を手放しても、オーケストラは街のものであるといふ、きはめてシンプルな真理を云ったに過ぎません。
その「春の祭典」の、初演時のニジンスキーの振り付けによる原典版ともいふべき演出が、いろいろな振り付けを見てもやはりピカイチでした。確か、映画「シャネル&ストラヴィンスキー」でも、小生愛するピエル・モントゥーが初演するシーンがあり、かなりリアルに映ってゐます。
その原典版の演奏を指揮してゐるのが、ロシア人のワレリー・ゲルギエフです。
彼は、3月1日、ミュンヘン市長によりミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を解雇させられました。
おそらく、世界でもトップクラスの指揮者でせうし、小生はさして好きでもありませんが、名門ミュンヘン・フィルの首席指揮者でしたが解雇させられました。
ロシアのウクライナ侵攻に対して、はっきりと態度を示せといふ市側に曖昧な態度で応じ、かつ、プーチン体制を擁護するかのやうな発言があったらしいとのことー。
ドイツのなかでも特に独立精神が高いとされるミュンヘンの、そこの市長の矜持に胸のすく思ひです。
政治と文化は別物ではありません。むしろ、ある意味一体です。
ミュンヘン市長は、著名な指揮者を手放しても、オーケストラは街のものであるといふ、きはめてシンプルな真理を云ったに過ぎません。