やまがた好日抄ーⅡ

低く暮らし、高く想ふ! 
山形の魅力を、日々の関心事を、気ままに…。

イチゴは難しい

2022-05-29 | 畑仕事
借りてゐる畑のイチゴが取れました。



あまり手をかけなかったのですが、存外大粒で驚いてゐます。

イチゴは、まう、10年以上は作ってゐますが、悲しいかな、コレッ!といふ栽培法を把握できないままきてゐます。

以前のこと、最初に、イチゴ農家の方から株をいただき、それを植ゑてみたらかなりの収穫があって、きっと、それがいけなかった!
翌年からその株からのランナーで増やし、結局は300株ほどまで増やし、段々粒が小さくなったのはわかったのですが、まあ、数があればーと、現在の家のイチゴ・スペースでも同様の栽培法でした。

ところが、今年は、家の畑分の余った株を畑に持って行き、植ゑてみたらその元気なこと! 当然、実も大きい!

さうでした! 原因は土でした!

たしかに、家のイチゴ・スペースの土は耕しや肥料は入れてゐるのですが、もともとの土は4~5年変はってゐません。
イチゴは、連作は無理なのは知ってゐましたが、土によってこれほどの差がでるとは思ひもよりませんでした。

来年は、植ゑる場所を1/2にし、一年間は休ませることにしました。
これで、功を奏するか否かー。





最上三十三観音、一日目

2022-05-28 | 寺社奉行的なもの
コロナ禍で延期延期になってゐた最上三十三観音の御開帳が今年はすでに開催が始まってゐた。

それを知ったのは五月初旬でしたが時間がとれず、やっと今日一日目を無事に廻ってきました。
奇しくも、母の月命日でした。
朝8時から、夕方6時近くまで、都合16寺を車で廻りました。

幾つかをご紹介ー。

吉祥院千手堂
我が家から車で5分ほどの観音堂、からスタート。



花の時期になると曼荼羅池の蓮の花が美しいところです。
そして、天女の天井画がことさら美しい!




若松寺若松観音



一番寺なので、本来はこの寺から廻るのですがー。
有名なのですが、小生はさほど好きではなくー。


護国寺唐松観音

おそらく、最上三十三観音の白眉ともいへる観音堂で幾度足を運んだかわかりません。











春の花に良し、秋の紅葉に良し、冬の雪に良しー!

でも、それらを見ることなく逝ったひとを供養するむさかり絵馬が、悲しいー!




石行寺岩波観音







圧倒的に美しい屋根のフォルム!
すぐ横に枝垂桜があるのですが、春は裏手の山からその姿を望め、秋には本堂前の池と紅葉が完璧に美しいところです。

以前、西蔵王の三百坊を調べてゐてこの寺を訪ね(関西の時の権力に殲滅させられた西蔵王の寺々の末裔らしいのです)、ご住職に話を聞くことができました。温和で清冽な雰囲気の方で、小生は自らを恥じるほどでした。


松尾院松尾山観音







以前、桜の季節に伺ったときは、茅葺の美しい屋根の姿と、エドヒガンの楚々とした花の下で、まさに、天上の心地でした。

やんちゃ坊主のやうな不動明王が可愛いでした。




上山観音寺









ずゐぶんと久しぶりの場所です。
こんなにも威風堂々の寺だっけ? と感激を新たにしました。

奪衣婆を発見!




長光院長谷堂観音

古戦場として一寸有名な(東の関ケ原合戦とかいはれてゐます)長谷堂合戦の舞台、長谷堂城の尾根の続きにあります。
なので、ご婦人方が難儀してゐました。






長登寺長登観音

ここも結構な急階段のところですが、小生はお気に入りの観音堂です。

















活着!

2022-05-26 | 畑仕事
今年は、サツマイモの活着に苦心してゐました。

例年ですと、20日ころ、長井市方面へ蕨採りへ行き、帰りに立ち寄る苗屋さんで買ふのですが、今年は農家ご用達の店で”うちでも買ってよ”といはれ、すでに3月に予約してゐたら、5月の連休時、入荷したので取りにきてと云はれ、少し早いなと思ひながら植ゑ込んだら連日の猛暑!

いつもは1週間ほどで活着するのですが、毎日水をくれてもヘロヘロの状態で、結局3週間あまりかかりました。



25本を植ゑ込んだのですが、どうしても最後の一本が死に体の状態で、なかば諦めてゐたら、なんと、踏ん張って小さな葉をつけてゐました!



サツマイモは、荒れた土の方がよいと云はれますが、それにしても、なんとまあ、勁い生命力のことかー!


蔵王、馬の背

2022-05-25 | やまがた抄
果樹園のバイトもひと息つき、たまってゐた雑用や畑の作業に追はれてゐましたが、好天の予想なので、半年ぶりに蔵王の馬の背を歩いてきました。



例年のやうに五月の下旬には行くのですが、今年は途中の山岳道路にもかなりの雪が残り、この冬の雪の多さを知らせます。
平日ですがかなりの観光客や登山者もあり、小生は一目に馬の背へー。

今年は、ミネザクラの姿もなく、馬の背には強い風が吹き、一枚羽織るほどでした。
でも、まだ十分な残雪をみせる蔵王のお釜は圧倒的で、しばしの休息の一日になりました。





紅白に

2022-05-11 | 出羽界隈
ゆっくりと休む暇もなく、リンゴの花摘みに追われてゐます。

今日は通院のために休みにし、雑用を片付けてゐました。

昨年は、除雪機に飛ばされた雪で花芽を全滅させてしまひましたが、今年の牡丹は、紅白に咲き誇ってゐます!





そして、庭の入口では、モッコウバラが空に向かって咲き始めました。