NHKで再放送されてゐる「新日本紀行」の4K版を録画してよく見てゐます。
冒頭、富田勲作曲の屈指のテーマ曲が流れ、50年前の日本の市井の人々が4Kでリマスターされた姿で蘇る。
画質もさることながら、いつも感動するのは、50年前の日本の、貧しいけれど必死に生きる人々の姿です。
きっと当時は(小生の記憶も含めて)出稼ぎとかはあるにしても、地方と首都圏を頻繁に往来する用事もお金もなく、
それ故に番組に登場してくる人たちの会話は正真正銘の地元の言葉です。
東京弁を聞くこともなく、もちろんそれを覚えて話す必要性もない。
男たちの顔は赤銅色に焼け、女たちは化粧っけもなく一様に割烹着を着て手ぬぐひで姉さんかぶり、子供たちは男の子も女の子もみな赤い頬をしてゐる。
もしかすると、まだ自家用車もままならず、やっとTVがカラーになった頃かもしれない。
けれど、
画面からあふれ出る人々のなんと生き生きとした姿だらう。なんと素敵な笑顔なのだらう。
現在からすれば、東南アジアやアフリカの農村部などで紹介される、まったく屈託のない素敵な笑顔と似てゐる。
表情に乏しいといはれる日本人の、けれども50年前、物も金も乏しい時代、代へがたい笑顔だけはありました。
そして、
日本人は、いつからあの笑顔を失ってしまったのでせうかー。
冒頭、富田勲作曲の屈指のテーマ曲が流れ、50年前の日本の市井の人々が4Kでリマスターされた姿で蘇る。
画質もさることながら、いつも感動するのは、50年前の日本の、貧しいけれど必死に生きる人々の姿です。
きっと当時は(小生の記憶も含めて)出稼ぎとかはあるにしても、地方と首都圏を頻繁に往来する用事もお金もなく、
それ故に番組に登場してくる人たちの会話は正真正銘の地元の言葉です。
東京弁を聞くこともなく、もちろんそれを覚えて話す必要性もない。
男たちの顔は赤銅色に焼け、女たちは化粧っけもなく一様に割烹着を着て手ぬぐひで姉さんかぶり、子供たちは男の子も女の子もみな赤い頬をしてゐる。
もしかすると、まだ自家用車もままならず、やっとTVがカラーになった頃かもしれない。
けれど、
画面からあふれ出る人々のなんと生き生きとした姿だらう。なんと素敵な笑顔なのだらう。
現在からすれば、東南アジアやアフリカの農村部などで紹介される、まったく屈託のない素敵な笑顔と似てゐる。
表情に乏しいといはれる日本人の、けれども50年前、物も金も乏しい時代、代へがたい笑顔だけはありました。
そして、
日本人は、いつからあの笑顔を失ってしまったのでせうかー。