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津波警報で逃げないのはなぜ?考えてみよう。

2012-10-03 22:49:39 | 日記
今回の東日本大震災、津波警報が出されても逃げない人々も多かった。
避難指示に対して論理的冷静に考える必要があるのではないかと思う。

津波警報がでても、十中八九は大丈夫だろう。だから逃げる必要はないと考えた人も多いとも言われている。
ちょっと強引かもしれないが論理的に考えてみたい。

十中八九、これを例えば9割とおいてみると、確率的に90%は安全ということだろう。 しかし、10%は大丈夫じゃないということになる。つまり、大津波にのまれてしまう。すなわち死ぬことを意味する。

別な例で考えてみたいと思う。箱に10個の玉が入っていて、この中に一つだけ赤い玉が入っている。この赤い玉を引いたら死ぬというゲームを仮定する。*注記1

このゲームも90%は助かるが10%の確率で死ぬことを意味する。
十中八九大丈夫だから、逃げなくても大丈夫と思ってしまいがちだとしたら、こういうゲームに置き換えて考えてみたらどうだろう。ロシアンルーレットと同じことになってしまう。普通の人であれば、こういうゲームには絶対参加しないだろう。津波警報が出されても逃げないのは、理屈だけで考えれば、このゲームに参加しているのと同じことではないだろうか。不適切な例かもしれないが、こいう例に置き換えてみると、分かりやすいのではないだろうか。

このゲームを1回しかやらないのであれば、死ぬ確率は1/10かもしれない。しかしこのゲームを6回もやれば、死ぬ確率はたちまち50%を超えてしまう。すなわち、大津波警報を6回無視すれば、生き残る確率よりも死ぬ確率のほうが大きいということになってしまう。

こんなゲームは、1回だってごめんだろう。こういうゲームに参加しないという意思を持つことは、警報が発せられたら自分の責任で逃げなければならないし、逃げることは自分の命に責任を持つことではないだろうか。

*注記1
被災された方にとっては不適切な例かもしれないが、冷めた目でみれば理解しやすいだろうという意図です。