以前放映された元フットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督による「奇跡のレッスン」男子サッカー編に続いて、女子サッカー編が2週に渡って、前編・後編で放映されました
非常に珍しい、公立中学校の初心者ばかりの、女子サッカー部の2年生15人が今回のレッスンの生徒です
最初の練習風景を見ても、殆どサッカー経験の無いのが判ります
公式戦で1勝も出来ていないばかりか、1点も取っていないチームらしいです
これでは、如何に最強コーチでも、良い結果を出すのは難しいのではと思いました
その困難なミッションを受けたコーチが…
ドイツ人のモニカ・シュターブさん
私は知りませんでしたが、FFCフランクフルトの監督として、チャンピオンズリーグの優勝も経験していて、監督業の後は、FIFAの国際サッカーコンサルタントとして、約70の国や地域で女子サッカーの普及活動を行っている、百戦錬磨の経験を持った名コーチだそうです
最初はボールタッチや、顔上げドリブル等の基礎の基礎から練習を開始
ボールスキルも問題ですが、一番の問題はチームがバラバラな事です
コーチは、1人1人に声を掛けながら、とコミュニケーションを取って行きます
良い所をきっちり褒めてから、ちょこっと注意事項を伝えるという所が流石だなと感じました
そうして、徐々にプレーを修正しつつ、成功体験を植えつけて自信をつけさせて行きます
また、なでしこリーグというTOPレベルの試合を観戦させて、全員でバランスを取って守るという守備の意識を統一させた上で、チームディフェンスの練習を行って、チームの一体感を向上させていきます
最後は、ゲーム前日の目隠しをした2人1組の練習で、相手を信じる事を体験させます
「仲間を信じて、仲間のために最後まで走り切る」
この気持ちを植えつけて、最終日に強豪クラブチームと練習試合を行います
ゲームでは、しっかりチャレンジ&カバーが出来ており、プレーに対する自信からか、攻撃にも積極性が発揮されて、ベンチの人からも声が出て、チームの一体感が上がっているのが判りました
ピンチでは全員で防ぎ、チャンスも何度も作りましたが、結局はスコアレスドローに終わってしまいました
しかし、初日とは、画面で見ても判るくらい、個々の選手の積極性が上がって、プレーの一つ一つに気持ちが入っていました
コーチの指導一つで、恐らくスキルは殆ど向上していないと思いますが、チームはこんなにも変われるものなんだと、改めて驚きました
トリコで初参加したPUMAカップの予選を思い出しました
やはりサッカーでもフットサルでも、チームスポーツは個々のプレーヤーの気持ちと一体感が大事ですね
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