FSQ85edを購入してからの懸案だったオートフォーカス化が終わりました。なぜ、懸案だったかいうと、改造は、製品保証を無効にするかもしれないので、保証期間が過ぎてからしようかなと思っていたのと、いくつかの疑問があったからです。
Q1: 合焦つまみの外し方
Q2:オートフォーカスユニットを取り付けた後に、指で合焦つまみを回してピントを合わせることもできるのか
ZWOのオートフォーカスユニット、EAFのタカハシのFQSシリーズへの設置方法は、取り付け金具を販売している共栄産業さんサイトに写真入りで出ているのですが、なぜか、合焦つまみの外し方の情報がありませんでした。
https://www.kyoei-osaka.jp/SHOP/zwo-eaf-atm.html
これが分からないと、先に進めません。というわけで、ZWO のオートフォーカスユニットEAFとFSQ用の取り付け金具は、中に浮いた形になっていました。
あはは、塩漬け中に、箱が焼けてしまいました。
ところが、冬が近づくにつれて、ベランダに長くいるのが辛くなってきました。
また、老眼の身で、慣れない液晶画面を覗き込んで、ピントの山を追い込むのも難しく感じるようになりました。
暖かい居間で、お気楽に撮影できればいいなということで、FSQ85eへの取り付けに本腰を入れることにしました。
Q1の答
FSQ85edの合焦つまみは、2つのイモネジで固定されています。このイモネジは、緩み留めで、緩まないようにさらに止められています(高橋製作所調べ)。 イモネジは同一サイズで、90度の角度の位置にあります。マイナス、プラスの精密ドライバから始まる長い試行錯誤の結果、イモネジには1.5mmの六角レンチが合うことがわかりました。
緩み留めを溶かす溶剤を滴下してしばらく置いてから、外すのがよいでしょうが、Balconは、何も前処置なしに、力まかせに回しました。良い子は真似をしないように。
後は、共栄さんの説明通りに、組み込みます。特に問題なく終了。
Q2の答
ステッピングモーターを減速ギアを介して合焦シャフトに直結する形になります。思ったとおり、指では回せなくなりました。手動で合焦するときには、オプションのコントローラが必要になります。もう一つ、EAFには5VのUSB電源も必要です。コントローラには、粗動・微動の切り替えスイッチと、ドローチューブを出し入れするためのスイッチが付いています。
Balconは、環境温度を測るセンサが欲しかったので、オプション付きセットを購入しましたが、ASI air pro と併用するならば、必ずしも必要は無いと思います。ただし、環境温度の変化は、ピント位置が変化するので、温度センサは、あったほうが安心です。特に暖かい部屋で操作しようなんて考えている場合、ベランダの温度が想像できなくなってますから。温度センサだけで、別売されるといいと思います。
次回は、EAFを ASI air pro で操作するというテーマで記事を書く予定です。
本記事は、望遠鏡の改造を勧めるものではありません。改造には、リスクが伴うので、ご自身の判断責任でお願いします。 仕様は、予告なく変更されることがあります。
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