半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)第32話

2018-02-13 08:59:56 | webブログ
おはようございます、バレエ教師の半澤です!
http://hanzanov.com/ ホームページ
http://hanzanov.com/official/オフィシャル ウエブサイト)
皆様、2018年12月26日(水)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

連絡をお待ちしてますね!!

朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!

Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

日曜日のバリエーションは「ライモンダ」より2幕から夢の場、のバリエーションです。
ローザンヌ・バレエコンクールでも課題曲になったスローな踊りですが
私も大好きなバリエーションです。皆さんと一緒に学びましょうね。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
鰹節の香りのレオタード
第32話
ショージはバレエ学校に着いてから、更衣室に行き、
自分のバッグを開いてその中身を見て白眼を剥いた。
「ギョエーッ!?」ショージのバレエの稽古着が
ご飯と鰹節でまみれているのだ。それだけなら良いが、
鞄を開いた瞬間に更衣室にいた全員が「うわーっ!
臭っせ~っ!」と部屋から飛び出して行った。
ショージも思わず自分の鼻を摘まむほどだった。
取りあえず食べられそうな飯つぶはラップに戻した。
それだけが唯一の昼飯なのだ。

「稽古着からくっついて離れないご飯と鰹節を除去
しなければ…」ショージは、近くのゴミ箱にその
稽古着に付いた飯を手で摘まんで捨ててしまった。
これがまずかった。ごみ箱に放置した状態では
更衣室に臭いが充満してしまう。せめてビニール袋に
入れて捨てれば良かったのだ。だがショージは
そこまで繊細な神経を持ち合わせてはいなかった。

あらかた飯つぶが取れたところで、ショージは
その稽古着に着替えた。それしか稽古着が無いの
だから仕方がないのだ。稽古着は完全に鰹節の
臭いになっている。だからといってバレエを休む
訳にはいかない。

ショージが稽古着に着替え終わり稽古場に入って
行った。そしてウォームアップをしていると女の子
たちは「キャーッ!臭過ぎる~!」と大袈裟に
叫んで出て行った。ショージはその日以来、皆から
異様な目で見られるようになってしまった。そして
挙句の果てに「スティンキー・フィッシュ」(臭い魚)
と言うあだ名が付けられてしまったのだった。
(つづく)
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