おはようございます、バレエ教師の半澤です!
http://hanzanov.com/ ホームページ
http://hanzanov.com/official/オフィシャル ウエブサイト)
皆様、2018年12月26日(水)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
連絡をお待ちしてますね!!
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
日曜日のバリエーションは「ドン・キホーテ」よりキトリの友人の踊りです。
大きなジャンプからのジャンプで攻め、そして難易度の高い回転と続きます!
私も大好きなバリエーションです。皆さんと一緒に学びましょうね。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第59話
本屋に寄りソ連の地図を見てみた。ソ連がどのような
場所なのかを確かめたかったからだ。地図を広げて
見ると驚いた。「ソビエト連邦ってこんなに大きいのか!
地球の半分くらいがソビエト連邦なんじゃないか…?
バレエで有名なレニングラードはと…おー?フィンランド
の直ぐ近くだぞ!」地図上には、西ヨーロッパがソビエト
連邦の端にチョコンと添え付けてあるような感じだ。
フランスやドイツ、スイスやスペイン、オーストリアと
全部まとめてもこのソビエト連邦の大きさと比べる、
象と子犬みたいである。
しかし文化はせかせかと窮屈そうな西ヨーロッパで
花開き、しかもこんなに小さな国々は独自の言葉を
持ちながら、国境では入国しようとしている人間の
パスポートを確認して自分たちの領土を主張している。
「ソビエト連邦ってどんな所なんだろう…?」
また生まれて来たショージの身体の中にある強烈な
疑問と興味が。
ソ連に入りたい!
ショージはロシア大使館に行ってみた。どうしたら
ロシアに行けるのか知りたかったのだ。大使館の中は
異様に暗い雰囲気が漂っていた。そして並んでいる
人々も暗い感じがした。散々待たされた挙句、たった
一言「日本とは国交をしていません。無理です!」結局、
それ以上相手にしてもらえなかった。
午後からあちこちの旅行サービスセンターへ行って
みたが、ソビエト行きの旅行など見当たらなかった。
最後に行ったサービスセンターの男が「ウォッカ
ツアーにでも行ってみたら?」と笑いながら言った。
ショージは真剣に「本当にそんなツアーがあるのですか?」
と聞いた。「確かにあるよ…えーと…」事務所の奥に
入ってそのバスツアーの企画をしている旅行会社の
場所を丁寧に紙に書いてくれた。ショージは礼を言うと
大急ぎでそのツアー会社に行った。およそ一週間の
ツアーであった。
このツアーの金額は割合に安く、ショージの懐事情
でも問題なく賄うことが出来る。アムステルダムで
拾った金があるから大丈夫なのだ。早速申し込んだが、
ショージのパスポートを見た店員は顔を曇らせて
「ビザが出るかどうか分からないな…」と心配そうだ。
当時、まだソビエト連邦は西ヨーロッパの人たちに
さえ、入国は困難を極めていた。このフィンランド以外、
旅行を斡旋する所は無かったに違いない。
ショージは何が何でもレニングラードに行ってみた
かった。レニングラードにはショージが崇拝している
「バレエの殿堂」がある。ワガノワ・バレエ学校と
世界の頂点に立つ、キーロフバレエ団だ。店員が
「ビザ取得まで4、5日は掛かりますからまた来て
ください。でもビザ取得は難しいかも…」ショージは
宜しくお願い致しますと言うと旅行会社を後にした。
「ビザが取れますように…!」と祈る思いであった。
幾日が過ぎて、バスツアー会社を訪ねてみた。緊張と
期待、不安を胸に店員に聞いた。「レニングラードに
行きたい者ですが…」パスポートの束からショージの
パスポートを引き抜くと笑顔で「オーケーだったよ、
良かったね!」ショージは飛び上がって喜んだ。
注意事項を説明され待ち合わせ場所を指定された。
注意事項の一番は、「グループ行動のみで指定された
場所と外国人に許可されている場所のみが行動可能」
と言う事と、「ツアーのプランに従う」と言う事で
あった。ショージはパスポートを持ってレニングラードへ
旅立つために荷物をまとめて待ち合わせ場所へ向かった。
(つづく)
http://hanzanov.com/ ホームページ
http://hanzanov.com/official/オフィシャル ウエブサイト)
皆様、2018年12月26日(水)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
連絡をお待ちしてますね!!
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!
Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。
スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。
日曜日のバリエーションは「ドン・キホーテ」よりキトリの友人の踊りです。
大きなジャンプからのジャンプで攻め、そして難易度の高い回転と続きます!
私も大好きなバリエーションです。皆さんと一緒に学びましょうね。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
ハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
第59話
本屋に寄りソ連の地図を見てみた。ソ連がどのような
場所なのかを確かめたかったからだ。地図を広げて
見ると驚いた。「ソビエト連邦ってこんなに大きいのか!
地球の半分くらいがソビエト連邦なんじゃないか…?
バレエで有名なレニングラードはと…おー?フィンランド
の直ぐ近くだぞ!」地図上には、西ヨーロッパがソビエト
連邦の端にチョコンと添え付けてあるような感じだ。
フランスやドイツ、スイスやスペイン、オーストリアと
全部まとめてもこのソビエト連邦の大きさと比べる、
象と子犬みたいである。
しかし文化はせかせかと窮屈そうな西ヨーロッパで
花開き、しかもこんなに小さな国々は独自の言葉を
持ちながら、国境では入国しようとしている人間の
パスポートを確認して自分たちの領土を主張している。
「ソビエト連邦ってどんな所なんだろう…?」
また生まれて来たショージの身体の中にある強烈な
疑問と興味が。
ソ連に入りたい!
ショージはロシア大使館に行ってみた。どうしたら
ロシアに行けるのか知りたかったのだ。大使館の中は
異様に暗い雰囲気が漂っていた。そして並んでいる
人々も暗い感じがした。散々待たされた挙句、たった
一言「日本とは国交をしていません。無理です!」結局、
それ以上相手にしてもらえなかった。
午後からあちこちの旅行サービスセンターへ行って
みたが、ソビエト行きの旅行など見当たらなかった。
最後に行ったサービスセンターの男が「ウォッカ
ツアーにでも行ってみたら?」と笑いながら言った。
ショージは真剣に「本当にそんなツアーがあるのですか?」
と聞いた。「確かにあるよ…えーと…」事務所の奥に
入ってそのバスツアーの企画をしている旅行会社の
場所を丁寧に紙に書いてくれた。ショージは礼を言うと
大急ぎでそのツアー会社に行った。およそ一週間の
ツアーであった。
このツアーの金額は割合に安く、ショージの懐事情
でも問題なく賄うことが出来る。アムステルダムで
拾った金があるから大丈夫なのだ。早速申し込んだが、
ショージのパスポートを見た店員は顔を曇らせて
「ビザが出るかどうか分からないな…」と心配そうだ。
当時、まだソビエト連邦は西ヨーロッパの人たちに
さえ、入国は困難を極めていた。このフィンランド以外、
旅行を斡旋する所は無かったに違いない。
ショージは何が何でもレニングラードに行ってみた
かった。レニングラードにはショージが崇拝している
「バレエの殿堂」がある。ワガノワ・バレエ学校と
世界の頂点に立つ、キーロフバレエ団だ。店員が
「ビザ取得まで4、5日は掛かりますからまた来て
ください。でもビザ取得は難しいかも…」ショージは
宜しくお願い致しますと言うと旅行会社を後にした。
「ビザが取れますように…!」と祈る思いであった。
幾日が過ぎて、バスツアー会社を訪ねてみた。緊張と
期待、不安を胸に店員に聞いた。「レニングラードに
行きたい者ですが…」パスポートの束からショージの
パスポートを引き抜くと笑顔で「オーケーだったよ、
良かったね!」ショージは飛び上がって喜んだ。
注意事項を説明され待ち合わせ場所を指定された。
注意事項の一番は、「グループ行動のみで指定された
場所と外国人に許可されている場所のみが行動可能」
と言う事と、「ツアーのプランに従う」と言う事で
あった。ショージはパスポートを持ってレニングラードへ
旅立つために荷物をまとめて待ち合わせ場所へ向かった。
(つづく)