半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)第24話

2019-06-28 09:37:52 | webブログ
おはようございます、バレエ教師の半澤です!

皆様、手術も無事に終わり、ようやく大阪のスタジオに帰って来ました。
皆様、これからもまた頑張ります。どうぞ応援、そして叱咤、激励を
どうぞよろしくお願い致します。

通常の平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!

インスタグラム https://www.instagram.com/hanzawashoji_openballet/?hl=ja
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP
(オフィシャル ウエブサイト) オフィシャルサイトハピタス
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皆様、2019年12月26日(木)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
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創業36年、本場博多のもつ鍋・水炊き専門店【博多若杉】


連絡をお待ちしてますね!!

Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

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ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
遂にロンドン到着!!
第24話
そして遂にロンドンに到着した。その日、ショージは
まずヒースロー空港でパスポート検査に引っ掛かって
しまった。ユナイテッド・キングダムまたはグレート・
ブリテンと呼ばれるイギリスではヨーロッパの人でさえも
当時は往復券が無ければ入国は難しかった。

だが、それを知らずに日本から片道切符だけで来た
ショージはパスポートを見せた瞬間に検査官から「私に
付いて来てください…はい、こちらにどうぞ…」と一人
しか入れないような小さな部屋に入れられてしまった
のだ。無表情な顔の検査官が「私が再びこのドアーを
開けるまでここにいなさい」

まだ入国許可はおりていない空港の中である。ショージは
部屋の窓を見た。窓には鉄の格子が嵌めてあった。
「どう言う事だろう…」静かに3時間待った。
ショージは部屋のドアーに手を掛けてみると鍵が
閉まっていた。そこでようやくショージは気付いた。
その部屋は一種の牢獄だったのだ。ショージは浮浪者
として扱われ、指名手配されている犯罪者であるか
どうか調べられていたのだ。

全ての荷物を取り上げられていたが、ショージの
持っていたバッグの底から元ロンドン・ロイヤル
バレエのダンサーだったバレエ教師からの招待状の
手紙が見つかり、牢獄のような部屋の鍵を開けに
来た検査官が「これはお前の物か?ここに何と
書いてあるか言ってみろ」と聞いて来た。ショージは
「バレエ!私はクラシック・バレエをやるために
ロンドンに来たのです!そこには私を招待してくれた
先生の名前があるはずです!」と即座にマイムを
入れたり、足を上げたりして必死で検査官に説明した。

ショージは全く英語が出来ない。高校の通信簿で
英語の成績は最低の1であった。ショージは薄々、
「ああ…これは駄目だ…十中八九私は日本に送り
帰されるだろう…」と直感した。だが必死で身振り
手振りをしての説明した事が通じた。

「よし、ここから出ろ!お前の持っている金を
すべて見せるんだ!」そしてショージはチケット購入
にも満たない金を見せ、その他に預金証明書を
見せると、幸いにも2日間だけロンドンに入っても
良いという許可がおりた。その預金証明書は
ショージが麻布十番で働いていたクラブ「愛」の
ママに頼んでわざわざ作って貰っていたのだ。
外国に行った事のある人から「預金証明書を作って
おけば万が一の時に助かる…」と聞いたのだがこれが
誠に功を制したのだ。
 
そのたった2日間の内にショージには探し出さな
ければならないものがあった。それはショージの
身柄を必ず責任を持ってロンドンで監視出来る人、
または学校の許可があれば滞在許可が延長になるのだ。
それにしても空港の牢獄のような部屋では事実上
3時間の拘束であった。ショージは何も悪い事は
していないのだが、未然に犯罪者などをイギリス
国内に入れないためと言うイギリスのセキュリティの
厳重さが分かる。

「それにしても酷過ぎる…」ショージの初めての
海外生活のプロローグはそんなドロドロの苦い経験
から始まった。
(つづく)
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