古くから、物語には色んな武器が出てきている。
銃や剣みたいに、最初からちゃんと武器として作られたものもあれば、中には本来武器じゃなかったものが武器に設定されている場合などもあって、後者の場合など、中々面白い。
例えば、ヨーヨーなどを武器として使ってた作品もあったし、古いアニメではトランプを武器として使用する作品もあった。
時代劇では銭投げを武器にしてる主人公もいたし、他にも「必殺シリーズ」などは独特の武器の宝庫だった。
これがゲームとなると、もっと多彩。
例えば「ファイナルファンタジー」などでは、楽器が武器のキャラもいたし、本が武器だったキャラもいた。
楽器の場合は、何かの旋律を奏でて味方の攻撃力をあげたり、敵にダメージを与えたり。
本が武器だったのは、学者という職業のキャラ。なんと、片手にもった大きくて分厚い百科事典(?)のようなものの角で敵を殴るのだ。これは最初に見た時、笑えたなあ。
確かに本の角で殴られたら痛い。だが・・それで怪物に致命傷を与えるだなんて・・・いったいどういう本じゃ(爆)。
昔、ドラえもんがRPGになった時などは、ジャイアンが「魔神のマイク」みたいなもので歌を歌うと、敵に大きなダメージを与えていたもんだった。まあ、これなどはアニメや漫画のドラえもんを読んだことがある人なら、その発想にはけっこう納得がいくかもしれない。しずかのバイオリンもまた、しかり。
それ以外では、子供の鳴き声が武器で、特定の子供が泣き出すと、近くにいる敵味方全員がダメージを受ける・・という設定のアニメもあった。
そういえば、映画では、家庭用ハンガーをヌンチャクのように使って敵を倒す刑事・・なんてのもいた。
こう考えると、武器ってのは、それが意外なものであればあるほど、見てる人に与える印象は強いし、インパクトもある。
考えてみれば、敵と戦う時に、身の周りにあるものを武器として使うのは、ある意味「自然」でもあるのだろう。
戦国時代の戦では、人間の排せつ物を投げつけて相手の戦意を消失させた場合もあるし、水攻めや火攻めなどでは、水や火は極めて有効な武器になっている。
飼いならした動物を使って攻撃する場合だってある。
案外・・・この世にある大半のものが、いざという時には使い方によって武器になるのだろう。
用は・・・思いつきと、使い方なのだろう。
普段見慣れたり使いなれている日常品でも、発想を変えれば、有効な武器になるのだ。
忍者などは、臨機応変に、自分のいる場所にある物や、自分のおかれた状況を利用して敵の虚を突いたので、なんでも武器にしてしまうという意味ではスペシャリストであったろう。
相手を倒す武器・・という視点から考えると、それが映像作品であった場合、見ていて「絵になる」という要素も大事なのだろうね。
実際の効力よりも。
昔、何かの作品で・・・確か時代物だったと思うのだが、剣を持った相手と対峙する老人がいて。
その老人は、何かの達人だった。仙人だったか、何かの武術の創始者だったり師範だったりする設定だったと思う。
その老人は、剣をふりかざす敵に向かって、扇子で相手をするシーンがあった。
「わしは、これでけっこうじゃ」というセリフを吐いて。
だが、剣を持った相手は、たかが扇子を持ってるだけの老人にかなわなかったのだ。
これなど、見ていてすごくかっこよく思えたものだった。
と同時に、その老人の底知れぬ実力を感じたものだった。
一見相手のほうが、はるかに勝る強力な武器を持っていて、それに対して、武器になりそうもない日常品の小物を持って相手をして、しかも敵を降参させてしまう・・・・これって最高にかっこいいと思う。
物語の中の登場人物が、どんな武器を使うか・・というのは、へたすればその作品全体の印象度や面白さに影響すると思う。
時代を経て進歩し、機能が洗練されてきました。
原始人の頃の棍棒や槍は、弓矢や剣に進歩し、
中世の頃、火薬の爆発力を利用した鉄砲が発明されました。
近代において連続して弾が撃てる自動小銃や、小型の拳銃も開発されました。
現代の小型の自動拳銃は、子供でも簡単に撃てるようです。
普通に考えて子供や女性は、腕力が勝る男性には
かないませんが、銃を持つ事で立場は逆転します。
男性が、銃を持てば猛獣が相手でも闘えます。
しかし銃への過信は禁物で、武道の達人が相手だと
銃の安全装置を外し照準を定め引き金を絞るまでの、一瞬のスキに間合いを詰め
相手の体の急所に、正確に突きや蹴りを入れてくるそうです。
弾を数発、被弾したとしても手負いの獣のようになって
かえって戦闘力がアップする場合も。
拳銃という武器を持つ相手に、武器なしの素手で制圧できる達人を
ボクは最高にカッコイイと思うのです。
人の歴史と共に武器も進歩してきましたね。
太古の時代から、人同士には戦いはあったのでしょう。武器の進化はそのわかりやすい証拠だと思います。対立する相手に勝つためや、有利に物事を進めるために。
そしてそれは、今もそうです。きっと未来もそうなのでしょう。
武術は普段の修練があってこそ、相手に優位に立てますが、拳銃などは武術に比べたら、即効で優位に立てますね。
まあもちろん拳銃とて、修練は必要ですが、少なく相手に対するハッタリにはなれますね。
一方が素手で、もう一方が拳銃を持ってたら、持ってないほうはそりゃ相手に警戒もするでしょう。
ただ、おっしゃる通り、せっかく拳銃を持ってても、過信は禁物ですね。
だいいち、弾をきらしてたり、拳銃を普段からメンテナンスしてないと、いざという時には身を滅ぼすもとです。
武器無しで拳銃を持ってる相手を制圧できる人は本当の意味での達人であり、強者なんでしょうね。
とりあえず私は相手が拳銃を持ってたら、おとなしくしてしまうと思います。