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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

埋もれた自作曲の蔵出しシリーズ 27

2020年01月21日 | 音楽活動

 先日、恒例の「埋もれた自作曲の蔵出しシリーズ」で歌ってきた。

通産27回目になる。

 

このシリーズ、もう長い間続けているが、とりあえずの目標にしていた「通産100曲」は、前回の26回目で達成してある。

前回「26回目」で、「蔵出し」した曲は通算で101曲になっていた。

今回蔵出ししたのは7曲なので、今回の27回目で通産で108曲になった。

 

「通産100曲」をオーバーし、とりあえずの目標はなくなってしまったが、せっかくここまで不定期に続けてきているので、このまま行けるところまで行ってみようと思う。

ただ、とりあえずの目標は達成済みなので、このシリーズで自分に課している「縛り」のほうは、多少幅を広げていってみたい。

 

しつこいようだが、この「蔵出しシリーズ」で歌う「縛り」は、以下の通り。基本的に「かぶりなし」で選曲。

 

1、これまで人前で一度も歌ったことがない自作曲。

2、かなり昔に1~2回人前で歌ったことがあっても、それ以後何年~何十年も歌っていない自作曲。

3、新しい自作曲の試運転。

 

この3つの縛りの中で1番多いのが「1」に該当する曲だったが、今後は「2」に該当する曲も積極的にセレクトしていきたい。

 

今回「蔵出し」した7曲という曲数は、1回の「蔵出し」としてはちょっと多いかもしれないが、今回は小品が多かった。

なので、歌った時間はさほど長くなかったと思う。

 

今回のメニューは以下の通り。

 

1、鐘の音、響いた  作詞・作曲 だんぞう

2、こんな雪のふる夜は  作詞・作曲 ヤングだんぞう

3、ふぶかれて    作詞・作曲 ヤングだんぞう

4、今はこんなに夜だけど  作詞・作曲 だんぞう

5、何も考えず    作詞 H.A.. 作曲 ヤングだんぞう

6、ここはどこ    作詞・作曲 ヤングだんぞう

7、帰りのバス停で  作詞・作曲 ヤングだんぞう

 

 

まず1曲目の「鐘の音、響いた」は、昔通っていたフォーク酒場で一度歌ったことがある可能性もあるが、記憶がおぼろげなので、今回が初披露の可能性もある。

田舎の寂れた村の様子を歌った曲。

多分、どこかに旅行して、現地で見た「寂れた村や集落」の光景が記憶に残っていて、それを歌にしたものだったと思う。

その寂れ方がかなりのもので、いつその村や集落が消滅してもおかしくない感じだったのが気になって、そういう村や集落で暮らす人の心情を自分なりにイメージして作った、素朴な曲。

歌詞の出だしはこんな感じ。

  「♪ 遠いお山のあの寺で 夕暮れ知らせる鐘の音が

     あたりに淡く響いてる 田んぼや畑は染まってる」

 

 

2曲目の「こんな雪のふる夜は」は、高校1年の頃に作った歌。15~16歳だったはず。

当時としては、割と気に入ってた曲だったと思う。ただ、曲としては短く、1分半くらい(?)の小品だった。

人前で歌ったことは・・1回ぐらいあるような、ないような・・。どうもその辺の記憶はおぼろげだ。

もし1回歌ったことがあったとしたら、昔通ってたフォーク酒場でだったと思う。

この歌を作った高校生時代、私は郊外に住んでいたのだが、雪の降る夜に部屋の窓から見た風景にインスパイアされて作った・・・のだと思う。

当時住んでた場所は、夜になると人通りが途絶え、たまに車道を通る車の音があたりに響くだけだった。

普段でもそんな感じなのだから、雪が降る夜はなおさら静けさがあたりを支配していた。

そこは周りが低い里山に囲まれていた地域だったのだが、里山方面に続く道に雪が降り積もっていき、それを照らす灯りは頼りなくて、人がいなくて、かなり前に誰かが残した足跡が雪に埋もれていく光景は、いつもと違って幻想的に見えた。

そんな風景を見ながら浮かんだ曲だったと思う。

 曲の出だしは、こんな感じ。↓

「♪ こんな雪のふる夜は  たった一人で家にいて

   コタツで丸まりながら 一人をかみしめればいい」

 

 

3曲目の「ふぶかれて」。

これは「こんな雪のふる夜は」の姉妹品で、たぶん同時期に出来た曲。15~16歳の頃。

「こんな雪のふる夜は」と同様に小品だったし、どちらも「雪」を題材にした曲だったので、姉妹曲として2曲をメドレーにしてつなげて歌っていたと思う。

なので、今回の「蔵出し」でもメドレーで歌ってみた。

この曲は確実に今回が初披露だったと思う。

当時の私としては珍しく、転調を繰り返す曲だった。これまた1分ちょいの小品だった。

出だしはこんな感じ。

「♪ ふぶかれて  ふぶかれて

   遠い世界に抜けていく 」

 

 

4曲目の「今はこんなに夜だけど」。

これは、過去に確実に一度だけ人前で歌ったことがあるのを覚えている。

昔あったフォーク居酒屋で、酔っぱらった勢いで歌ったはず。だが、これまでにこの曲を人前で歌ったのは、その1回限りだ。

この曲は小品ではなく、普通の長さのある曲。

この曲は、私の別ブログ「時代屋小歌 (音楽編)」の方で歌詞を公開してある。

よかったら見てやってください。

こちら ↓

http://blog.livedoor.jp/syunka16-mymusic/archives/5094320.html

 

 

5曲目の「何も考えず」。完全に初披露。

これは高校2年の頃に作った曲。当時の級友H.A.君の歌詞に私がメロディをつけたもの。

当時私はH君とはコンビみたいなものを組んで曲を作ってた時期があったのだが、H君が作詞し、それに私が曲をつける・・・そんなコンビだった。

H君との共作曲は、かなりの数に及んだと思う。

彼がやや薄めの作詞ノートを丸ごと1冊私にあずけ、その中で私はめぼしい歌詞に片っ端からメロディをつけていったのを覚えている。

私が最も多作だった頃だ。

H君の歌詞は短めの歌詞が多かったのだが、メロディをつけた曲の中には、「もうちょっと歌詞の長さが欲しいかな」と思えた曲もあり、何曲かは私も歌詞を半分ぐらい付けたして、2番までしかなかった歌詞を4番まである曲に仕上げたこともあった。もちろん、H君の了承ありで。

当時私が作っていたオリジナルカセットアルバムの数本に、H君の作詞による曲が大量に収められることになり、そのカセットをH君に貸したところ、非常に喜んでくれていたのが忘れられない。

H君は当時サッカー部のキャプテンをしており、音楽活動の趣味はなかったかもしれない。ただ、吉田拓郎さんのファン同士であるということで私とは意気投合した。彼は作詞だけはやっていたので、「よかったら曲をつけてくれ」と作詞ノートを私に託したのだろう。

だからこそ、自身の書いた歌詞に次々とメロディがつけられ、曲になっていったのを彼は喜んでくれたのだったろう。

また、私自身、H君の作詞センスが好きだったということも大きかった。

今回この曲を歌うにあたって、高校時代につけたメロディを1部だけ多少「跳躍音階」に変えて歌ってみた。作った当時より、くっきりしたメロディラインになったとは思う。

 

 

6曲目の「ここはどこ」。これは極端に小品。30秒ぐらいの曲かもしれない。高校2年の頃の曲。

とらえどころのない曲で、完全に初披露。今後もこれは歌うことはないだろう。

歌う予定のない曲だったが、当日急に思い立ち、歌ってみた。

急な思いつきだったので、けっこう曲に対する記憶があやふやな部分があった。

なので、しょうもない披露だったと思う。やはり、記憶があやふやな曲を急に思い立って歌うのは、あきまへんなあ(笑)。反省。

 

 

そして7曲目の「帰りのバス停で」。これまた高校2年の頃の曲。

これまた小品。1分ちょいぐらいの曲かもしれない。もちろん初披露。

高校時代の通学では、電車の他にバスも利用していたのだが、これは当時のある日の「帰りのバス」で思ったことを素直に歌にしたラブソング。

当時の通学でこそ書けた内容の歌詞だし、さすがにこの年齢で歌うと、内容的に恥ずかしかった(笑)。

恥ずかしいので、2度と歌うことはないと思う。タイトルもイマイチだし。

 

 

以上の7曲が今回のメニューだった。

7曲中、4曲が完全な小品。

「鐘の音、響いた」と「今はこんなに夜だけど」の2曲は通常・・・というか普通の長さの曲だが、「何も考えず」は小品というほどではなくても、決して長い曲ではない。中品という感じ。

 

やはり全体的には小品中心のメニューだったと思う。

高校時代の曲が多くなったのは、高校時代には小品もたくさん作っていたからかもしれない。

 

季節が冬だったので、この日は雪を題材にした「埋もれ曲」を多く選んで歌ってみた。 

 

 

ともあれ「埋もれた自作曲の蔵出しシリーズ 27 」、 この段階でのトータルは通産108曲。

 

 

 

 

 

 


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