時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

シンガーソングライター Sさんの訃報

2020年06月19日 | 音楽全般

 

先日、悲しい情報が私の耳に届いた。

それは、女性シンガーソングライター、Sさんの訃報であった。

 

Sさんは、プロとして活動してた方ではなかったが、その穏やかな楽曲と、優しい歌声は、魅力があった。

 

私が初めてSさんに出会ったのはいつだったか、それはよく覚えていない。

もう、けっこう前のことになる。

でも、Sさんの弾き語りライブは、一時私はちょくちょく見に行っていた。あちこちに。

以前、私の知り合いが歌舞伎町の奥の方で飲み屋をやっていた頃、その店で私はSさんとは同じライブに弾き語り出演したこともあった。

確か私とSさんとLさんの3人が出演した弾き語りライブだったと思う。

Sさんは鍵盤で弾き語りをする方だったのだが、その店ときたら店にあった鍵盤が未調律の鍵盤だった・・・。

あらら・・、鍵盤を置いておくなら、調律ぐらいしておけばいいのに・・・と心の中で店に対して思った私。

店としては、鍵盤でのライブというものを、あまり想定してなかったのかもしれない。

その日は結局、近くの楽器屋だったか、あるいはどこかからなんとか鍵盤楽器を緊急レンタル(?)して、どうにかこうにかライブは乗り切れたが、それも今となっては懐かしい記憶ではある。一時は「どうしよう」と心配したから。

なんとかSさんのライブはその日は行えたが、Sさんのライブ中、私を含め皆がじっくり聴きいってる中、客席でこらえきれなくなってクシャミをしてしまった私・・。

ともかく恥ずかしかったが、それも今となっては懐かしい記憶ではある・・。

当時私はHPを持っていたのだが、Sさんは私のHPの掲示板に書き込みをしてくれてたこともあったし、逆に私もSさんのHPの掲示板に書き込みをしてたこともあった。

 

 

Sさんの曲の中で、大糸線のことを題材にした歌があった。

以前私は黒部峡谷に旅行したことがあったのだが、その時私は初めて大糸線に乗った。

大糸線に乗って、私は窓の外の景色を見ながら「そういえばSさんの歌に、大糸線のことを歌った歌があったなあ」なんて思って、心の中でSさんの大糸線の曲のサビを歌っていたりした。

こんな風景を見ながら出来た曲だったんだろうな・・などとも思って。

穏やかな広がりのある曲で、それは実際の景色にもよく合っていた。

私の好きな曲だった。

 

 

近年は、Sさんとはすっかりご無沙汰してしまっていたので、Sさんの近況は私はよく知らなかった。

だが、なんとなく・・ちょっと前、久々にSさんのブログを覗いてみた。

特に理由はない。そういえば今どうしてるのかな・・などとふいに思い立ち、行ってみたのだった。

今思えば、何か、虫の知らせでも私の中にあったのかもしれない。

更新のペースはゆるやかで、体調が思わしくない趣旨のことは綴られていた。

 

でも、そのうち元気になるだろう・・・と私は思っていた。

 

そうしたら、その後まさか訃報が届くとは・・。

そんなに悪かったとは知らなかった。

 

きっとまだまだ歌っていたかったのではないだろうか。

また、ライブ会場に復帰したかっただろうに。

 

今はただ・・・合掌・・・。

 

主のいなくなったSさんのブログが、見てて切ない。

 

我が家には、Sさんの自主制作CDがあるので、久々にまた聴き返してみようと思う。

Sさんを偲んで。

 

 

なお、写真はSさんではありません。あくまでイメージです。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (だんぞう)
2020-06-24 20:39:13
Sさんとは、最近は私はすっかりご無沙汰でした。

近況をあまり知らなかった分だけ、訃報には驚きました。

今は、Sさんの自主制作アルバムを聴いて、偲んでいたいと思います。
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Unknown (鮎川愛)
2020-06-24 20:04:53
私は、Sさんを存じ上げません。

しかし悲しみは、だんぞうさんと同じです。

今度、コンサートで、Sさんの楽曲をやってあげられると好いですね。
返信する

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