子供の頃、コミックや特撮ドラマ、映画、時には小説などでヒーローの活躍に心躍らせた人は多いだろうと思う。
私もその中のひとりだった。
ヒーローアニメやコミックには、多数のヒーローの「種族」「設定」があった。
宇宙人
サイボーグ
ロボット(アンドロイド)
ミュータント
エスパー(超能力者)
魔法使い
忍者
謎の人
その他。
彼らが活躍した作品に熱中し、ヒーローに憧れ、自分もそのヒーローみたいになりたいと思った子供たちは多数いたはず。それは今も変わらないだろう。
あなたは、どんな種族のヒーローになりたかっただろうか。
私はサイボーグ、もしくはエスパー。
欲を言えば、超能力を持ったサイボーグになりたいと思った。
運動神経はサイボーグで、なおかつ普通のロボットやサイボーグでは持ちえない精神能力である超能力をあわせもつ・・・そんなイメージ。
サイボーグ手術を受けて、何十メートルもジャンプできる跳躍力を得て、校庭から学校の屋上に飛び上がってみせたら、皆驚くだろうなあ・・とか思ったし、加速装置を搭載した走力があればリレーやかけっこで大スターになれる気がした(笑)。
ただ、私の頭の中には、その能力で悪人と命がけで戦う・・というイメージはなかった(笑)。
悪人と命がけで戦ったら、死んでしまう可能性もあるし、死ぬのはいやだった。
ただただひたすら、体育の時間などに超人ぶりを発揮して、クラスの皆から一目置かれたり、女の子にモテたい・・というのが動機で、はなはだ不純であった(笑)。
こんな不純な動機では、絶対にサイボーグになんかしてもらえないだろうな・・とも思った。
超能力に関しては、好きな異性の気持ちを知りたくてテレパシーで相手の心を読んだり、学校から家までテレポートすれば楽だし、皆が持てない重いものを念力で動かせば尊敬されそうだし、喧嘩になった時に相手を念力で地上数メートルの宙に浮かべてしまえば屈服するだろう・・・という、日常生活や遊びなどのために役立てることしか考えてなかった(笑)。
危険な正義のために働かず、ひたすら自分の遊びや生活のためだけに使うようでは、絶対にヒーローになどなれっこないのに(笑)。
宇宙人に関しては、すでに地球に生まれてきてしまった以上、すでにその資格はないし、だいいち地球人であるということは、他の惑星の生物から見たらすでに宇宙人であるし。
ロボットになるということは、人間である私がロボットになるには、エイトマンのように自分の記憶を電子頭脳にインプットして、その電子頭脳を搭載したロボットになるしかない。
だが、それはすでに私ではない。私の機械化コピーであったにしても。
第一、心が人間のまま、ロボットになった自分が人間の女性に恋をしてしまったら・・・相手が受け入れてくれるとは思えない・・。第一、相手にとっては恋愛の対象ではないだろう。こちらは機械で、相手は人間なのだから。
ミュータントは、突然変異の仕方によっては、非常に醜い姿になってしまう可能性もある気がしたので、怖かった。
魔法使いに関しては、むしろ女の子のほうが憧れたヒーロー・ヒロイン種族であったろう。
女の子向けのアニメに魔法使い族が多かったから。
忍者に関しては、当時のアニメや漫画に出てきたような超人ぶりになるには、相当過酷な修行をしなければならなそうだったし、自分にはそんな修行に耐えられそうもない気がしていた。仮に修行に耐えたとしても、忍者というのはあくまでも普通の生身の人間。なので、限界もあるだろうとも思った。鉄砲で撃たれたら死んでしまうはずだ。
以前このブログでは、最強のヒーロー種族は「謎の人」である・・・と書いた。
なにしろ「謎の人」なのだから、なんでもありなのだ。どんな理屈も理論も常識も通用しない種族だ。作品で言えば、大昔の「月光仮面」などがそれにあたる。だが、その能力に「なぜそういうことができるのか」という疑問はつきまとうし、第一私は「月光仮面」などはリアルタイムでは見れなかった世代だったので、やはり「なぜそれができるのか」とかが説明できる種族のほうに憧れた。
とまあ、上記のことを考えていくと、やはり超能力も使えるサイボーグに一番憧れたのだった。
作品で具体的に例えれば、サイボーグ001の超能力を身に付けたサイボーグ009だ。
小学生時代、漫画家志望だった私は、オリジナル漫画を何作も描いていたのだが、自身の描いてたオリジナル漫画の中で一番愛着があったオリジナル漫画の主人公は、超能力を身に付けたサイボーグだったし。しかも、その主人公は宇宙人でもあった。
いやはやこのへん、節操がないというべきか、欲張りというべきか(笑)。
とりあえず「謎の人」にはしなかった。
なぜそういうことができるのか・・という根拠が欲しかったから。
根拠が欲しかったのは、どうすれば・・あるいはどうなれば自分もそういう存在になれるか・・というのが自分の中にあったんだと思う。
まあ、宇宙人であるということはともかく、天才科学者に肉体の改造手術をしてもらって009のような跳躍力やスピードを身につけ、さらに001のように脳の改造手術をしてもらえば、エスパーサイボーグになれる・・と思ったんだと思う。
これが月光仮面のような「謎の人」だと、どうすればああなれるのか・・というのが全く分からなかったと思う。つかみどころがない・・みたいな。
なので、幼心に現実的(?)に考えて、そうなれる方法を知りたかったり、根拠がほしかったのだと思う。
もっとも、もっと現実的に考えれば、009のようになれるサイボーグ手術そのものが、荒唐無稽なのではあるが(笑)。
荒唐無稽という意味では009のようなサイボーグ手術も、月光仮面のような「謎の人」もどちらも荒唐無稽という意味では同じなのに(笑)。
多少なりとも、自分もそうなれる可能性を考えていたんだと思う。
ただ・・なんにせよ、たとえその方法で彼らのような能力を身に付けたとしても、それを正義のため、人のために役立てようという気概がなかったら、改造手術を行った天才科学者にとっては迷惑で幻滅であったろう。
ましてや、改造される人の意思を無視して改造した場合は、なおさら。
「せっかくサイボーグにしてやったのに、なまけてばかりいるなんてけしからん。それどころか、金儲けや恋愛のためにばかり能力を使いおって。ちっとも正義のために働かないではないか。わしはそんな日常のために君を改造したんじゃない。謝罪と賠償を要求する。」
とでも言われるのかも。
もっとも、そんなことを言われたら、
「あんたが勝手に僕をサイボーグにしたんだろう?頼んでもいないのに。普通の人間に戻してくれ。勝手に人の体を改造するなんて、人権無視ではないか。こちらこそ、謝罪と賠償を要求する。ともかく僕は自分に無関係な悪人と戦う気はない。それともなにかい?サイボーグになったら、正義のために戦わなきゃいけない法律でもあるのか?」
・・・・・。
とまあ、色々書いてきたが・・・・あなたは子供時代、どんなヒーローになりたかっただろうか。
え?
危ないことに巻き込まれるくらいなら、普通の平凡な人間で十分だった?
昭和40年代は、米ソの宇宙開発競争を反映して、実に多くのヒーローが誕生しました。
定番のアトムやエイトマン、ビッグX、鉄人、009、バビル二世以外に、
宇宙怪人ゴースト、キャプテンゼロ(原題space angel)、宇宙エース、宇宙少年ソラン、
戦えオスパー、W3(ワンダースリー)、宇宙パトロールホッパ、光速エスパー、
etc.etcキリが、ありません。
サイボーグ009、かっこ良かったですね。
ボクは、この作品で一番感心したのは、各国出身のサイボーグの性格、個性を丁寧に
描き分けた氏の表現力の豊かさです。敵のサイボーグとの戦闘シーンも、すばらしかった。
だんぞうさんは、他の記事で、001最強説を語っていましたが、ボクも同感です。
ただ、超能力者を出すのは、反則じゃないかって気がします。
なぜなら001が、その気になれば、009の脳髄やブラックゴーストのボスである3体の
脳髄も、彼の念力で破壊できるからです。
身もフタもない話に、なってしまうので、天才・石森先生は、彼の力をセーブするために、
赤ん坊の設定にしたのでしょう。青年の彼なら、幻魔大戦の東丈クラスで最強でしょう。
子供のころのボクは、009は、かっこ良すぎて感情移入しにくかったです。
三枚目で哀感があって変身能力がある007 や、全身が最新兵器で武装された004に
親近感を感じました。知的障害者だけど心の優しかった0013も…。
リアルタイムで見れなかったのは再放送で見てました。
レインボー戦隊ロビンやスーパージェッターなどもお好きだったのでは。
私、特に好きでした。
009は、味方の仲間たちのキャラの描き方が素晴らしく、どのキャラも立ちまくってました。
だから、逸話によっては、それぞれのキャラが主役も務まってました。
001は当初は単に頭が良くて参謀役という感じてしたが、だんだん超能力が覚醒していきました。
能力的には最強でも、体力的には再弱、、というのが、絶妙で、うまくバランスがとれてました
幻魔大戦は小説を何巻も読んでましたが、だんだん屁理屈が多くなり、いかに超能力を使わないか、、という話になっていって、個人的につまらなくなって、読むのをやめた覚えがあります。
0013!
おお、良い点を突いてくれますね!
0013は大好きでした。
009たちの仲間にしてあげたかったです。
彼は十分に仲間になれたキャラだったと思います。彼としても、それを望んでいたはず。
貴ブログですが、改めて興味深く拝見しました。
おっしゃるとおり、SF小説・ドラマや時代劇のヒ-ロ-は、
少年時代の郷愁とロマンです。
ぼくも、そういうヒ-ロ-に憧れていましたね。
ぼくの場合も、サイボーグやエスパ-になりたかったですし、『魔法使い』も魅力的でした。
それから、小学校時代の友達仲間で、一時『忍者ごっこ』が
流行ったことも有りました。
手裏剣なども手作りで作ってました。
それから、仲間どうしで、秘密の暗号や『合い言葉』を使ってましたし、忍者ごっこ仲間?は、
忍者らしい名前を自分で名乗ってたんですね。。。。たとえば、『月影』とか『弥助』といった具合です。
ぼくの忍者ネ-ムは『白獅子丸(しろじしまる)』と、名乗ってました(笑)。ホワイトライオンですよね。
『さあ、来い!おまえは悪者の弥助だな!!ぼくは、正義の忍者、白獅子丸だぞ』
『何をっ!ちょこざいな!!俺様の手裏剣を受けて見よ』
、、、、、、、、とか云う具合で、遊んでました。、今から考えると、たわいもないですね。(笑)
でも、他のオトナや学校の先生の知らない『合い言葉』を使用してて、何か秘密結社みたいな雰囲気が
良かったです。
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★ところで、これは最近の話しですが、
ぼくが、早朝に近くの公園に散歩に行ったとき、こんなことが有りました。
公園に70歳ぐらいの、おじさんがいて、(おじさんというよりも、おじいさん、かも知れませんが、、)
その人が、左手を腰にあて、右手を口元にかざしながら、
大きな声を張り上げて、
☆★【う~~や~~、たあァァァァ~~!!】て、叫んでおられました。
ぼくは、びっくりしましたが、その老人もぼくが居るのに気がついて、
少しキマリ悪そうに頭をかきながら、おっしゃいました。
『いやあ、今のを聞いておられたんですか?お恥ずかしい!ビックリなさったでしょう
実は、私が、ガキのころ【少年ジェット】というテレビ冒険ドラマがありましてね。、
その少年ジェットが、悪者を、やっつける時に、魔法の呪文といいますか、雄叫びを、あげるんです。
それが今の【う~や~たあ】でしてね。【ミラクルボイス】って言います。、ワシも、ガキのころを思い出して
少年ジェットを演じた次第でして、、、、』
『少年ジェットは、ぼくも聞いたことがありますよ』
と、、ぼくが言いますと、その、おじいさんは
にこにこしながら、その頃の少年探偵冒険ドラマの数々を語ってくれました。
さてそれはともかく、
ぼくも、コロナ退散を祈って、『ミラクルボイス』を叫んでみます!!
★★★★★う~~~や~~~、、、、たあァァァァァ~ァァ!!!!!!!★★★★(笑)
魔法使いは種族や遺伝。
でも、忍者は生身での修練。
そんなイメージでした。
なので忍者になるのが一番大変そうに思えました。
でも、一番現実的なのが忍者だったんでしょうね。
忍者ごっこは私もやりましたよ。
木登りしたり、塀の上を歩いたり。
手裏剣は、駄菓子屋で売ってたビニール製みたいなので遊んでました。
しろじしまる、、良い響きですね!
最近の子供は時代劇みたいなセリフは言わないのでしょうね。
合い言葉は、秘密基地で必須でした。
ウーヤーター、知ってます。
我が家に復刻ビデオテープがあったはず。
主題歌は、元々知ってました。
今でも覚えており、歌えます。
ミラクルボイスって、単なるデカい声なんですよね。
カメラワークで、地震のように効果を写してました。
少年ジェットを好きな人は、ナショナルキッドも見てたと思います。
少年ジェットでは、オープニングで、犬を連れて、ノーヘルでバイクに乗って、高速道路を走ってたのが印象的でした。
少年ジェットも今では、けっこう高齢なんでしょうね。
風呂敷を覆面にして、背中に斜めがけにした刀。
そして手には缶詰の蓋で作った手裏剣…でも、これは的当て用で、ごっこの時に投げ合うのは紙(折紙)で作った十字手裏剣。
舞台は公園や校庭。
とりわけ秋の終わりはあちこちに落ち葉の山があり、伊賀の影丸の木の葉がくれがやり放題でした。
子供の頃、何が悔しかったって漫画雑誌なんかで紹介されるテレビまんがや特撮活劇などが
当地にはネットされてない事が多かった事。
レインボー戦隊も何年か遅れて観たような気がします。
あ、巨人の星も最初の頃はネットされてなかったですね。
謎の人。
人間を遥かに超えた肉体と高潔な精神性、そして決して揺るぐ事のない正義の心・・・定義すればこんな感じでしょうか。
う〜ん、敢えてカテゴライズするならば・・・神様?
そう言えば月光仮面の月光は仏教の月光菩薩が元だとか。
菩薩様ですからやっぱり神仏の御一族という事になるのかな。
バイク乗り回し、二丁拳銃ぶっ放し、顔にはサングラス。
まあファンキーな神様ですこと(笑)
もっとも洋の東西を問わず神話や説話に登場する神様たちは破天荒でどこかファンキーだったりしますもんね。
子供の頃仲が良かった友人が事故に遭い、長期入院の後にこう言いました。
「おれサイボーグになったぜ!」
つまり、折れた骨を金属のプレートとボルトで繋いだという事(笑)
ギプスをした彼の脚を見ながらなぜか少し羨ましかった私なのでした。
遊ばれてないんでしょうね、忍者ごっこは。
木の葉隠れごっこは、よくやりました。
葉っぱをばらまく瞬間だけが楽しい、、そんな遊びでした。
当時、東京で放送されてる番組は、日本全国で放送されてるものだと思ってました。
だから、地方では放送されてないと言われても、どっかピンとこなかったですし、不思議でした。
謎の人、、、、そうですなあ、確かに神みたいな種族ですね、今思うと。
納得です。
なんでもあり、、な種族でした。
ケガで手術した級友を見て、私もサイボーグみたいに思いました。
少なくとも、部分的にはサイボーグでしたから。
そう考えると、手術をポジティブに捉えることができますね。
基本的にはいいもん対わるいもんなのですが、
やってるうちにそんな事どうでも良くなっちゃってました。
いかに速く木に登れるか、いかに上手に隠れるか、いかに高い場所からカッコ良く飛び降りる事ができるか、それが勝負でした。
もちろんケガはしょっ中でしたが、水道水で洗ってツバつけときゃ治る!そんな感じでした(笑)
そんな自分を見て親も心配するでもなく
「あんたが悪い」で終わり(笑)
遊び道具は自分の手で作るか、身の回りにあるものをそれらに見立てて使ってました。
今と違っておもちゃ屋に行っても
テレビのヒーロー達が使うギミック満載の武器やベルトなどの玩具が売ってる時代ではありませんでしたからね。
ひょっとしたらあの頃の子供達の方が、
想像力というかイマジネーションが豊かだったかも知れませんね。
地元の放送局なのに映らない…
UHFってやつでコンバータという機械をTVに接続しないと観る事ができない放送もありました。
キー局で言うと日テレ系の番組。
東京12チャンネル、いえテレ東に至っては
当地で視聴できるようになったのは平成に入ってからだったと思います。
腰にプレート入った友人は飛行機に乗るたびに
検査でピンポンやられて困るって言ってました。
改造人間やサイボーグ達もピンポン鳴って
ゲートで止められたりしてたのかな。
004なんて全身武器でしたよね、
こりゃもうごまかしようもありませんな(笑)
最近でも忍者を題材にした漫画はたまにありますが、戦国時代の忍者というより、現代モノに忍者の要素を取り入れた作風が多いからかもしるません。
テレ東は、言わば東京ローカル。
なので、地方でなかなか見れなかったのは仕方なかったでしょうね。
サイボーグの人が飛行機に乗るときの審査で引っかかる、、、というのは、盲点でした。
確かに引っかかりそうです。
そうそう、隠密剣士も霧のとんべえとか風魔の小太郎なんていう忍者たちが登場してました。
ごっこの時の走り方とか、短い忍者刀を逆手に持って闘うなんてのは、霧のとんべえの影響大でした。
忍者というか幻術というか、妖術武芸帳なんてのも好きでした。
時代物ではありませんが、忍者部隊月光もごっこの時には真似してました。
行動を開始する時のハンドサインとか、なんか妙にカッコ良かったです。
敵の悪の組織のメンバーが掌に小さく入れていたアルファベットの刺青なんかもやってました。
もちろんマジックなんかで描くんですけどね。仲間うちの秘密の印みたいでした。
親戚の子にそんな昔話をした事がありましたが、
その遊びのどこが面白いのか?そう言われてしまいました。
あ〜あ、やっぱり今の子には理解してもらえないだろうな(笑)
その中での忍者は、まるでスーパーマンでした。
とはいえ、忍者はサイボーグでもなきゃ、宇宙人でもない生身の人間なので、限界まで鍛えればああなれるような気もしてました。
妖術武芸帳、見てましたよ。
歌をいまだに覚えています。
でも、再放送されることがなく、今では忘れられてしまってますね・・。
月光は歌は好きでしたが、さほど観てはいなかったかも。再放送を少し観てた感じだったかも。