フィンガースタイルでのアコースティックギタリストは、オープンチューニングをする人は多い。
オープンチューニングとは、レギュラーチューニングとは違うチューニングで、様々なパターンがある。
一般的なのは、全弦解放の状態で、指板を何もおさえなくても一つのコードになっているチューニングだ。
そういうチューニングで指板に指を置いて弾くと、レギュラーチューニングとは違う運指、押さえ方、響きになる。
特に全弦解放の状態で弾いた時の響きの良さは特筆もの。
あまりに響きがいいので、ついついインストナンバーを弾きたくなる衝動にかられてしまう。
オープンチューニングをはじめてやってみた人は最初はとまどうかもしれないが、弾いていくうちに、同じギターでありながらも、あたかも別の弦楽器を弾いてるように気分になれるかもしれない。
私はオープンチューニングを多用するほうではない。
だが、家でポロポロ遊びで弾く時に、気分転換でオープンチューニングにすることはある。
もっとも、オープンGやオープンD、ドロップDが大半だけど。
すると、レギュラーチューニングでは浮かびそうもないフレーズや和音が浮かんでくることがある。
まだ人前では披露したことはないが、オープンチューニングで作った自作曲も、数曲ある。
あるアコースティックバーに遊びに行って、客席で遊びでそれを弾いたことはある。あくまでも曲の一部を弾いただけだけど。
すると、それを聴いた人に「教則本に出てくる曲みたいですね」と言われたりした。
それが良いことか、そうじゃないのかは分からないが、少なくてもそれまで自作曲がそういう風に言われたことはなかったので、やはりいつもの自作曲とは傾向の違う曲になっているのかな・・などと思ったりした。
自作曲を作るのが好きな人や、ギターを弾くことそのものが好きな人などが、少し行き詰っている時など、ギターをオープンチューニングしてみるのはお勧め。
弾きなれたギターを弾いてるはずなのに、新しい楽器を入手したような気分になれるかもしれない。
そして、自分の中に新しい引き出しができるかもしれない。
もっとも・・
フィンガースタイルがメインの人は、オープンチューニングは日常的にやっていることだろうけれど。それこそ、レギュラーチューニング以上に。
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