1990年代前半から延々と続く「従軍慰安婦」問題ですが、
つい最近、史上初となるショッキングな事件が起こりました。
これはまだまだ続くのではないでしょうか。
もしくは、
始まったばかりという表現が正しいかもしれません。
事の経緯を簡単に説明しますと、
韓国で一番有名な、
いや、世界的にも有名である「従軍慰安婦」おばあさんが、
韓国で一番有名であり、
日本でもその名が知れた支援団体と「仲違い」をしているようです。
その原因とは何か?
ということになりますが、
要は「お金」のようですね。
日本からもらった10億円や、
韓国内で集めた寄付金の使途に「不明瞭な点」があるとして、
「従軍慰安婦」おばあさんが支援団体と縁を切るような形で、
今後、その支援団体が主催する集会には出ない、
というようなことを宣言したようです。
要は支援団体による「ネコババ」を疑っているのですね。
ちなみにこの「従軍慰安婦」おばあさんは、
2007年にはアメリカの下院で堂々と演説し、
最近では訪韓したトランプ大統領に、
サプライズなハグをしていたおばあさんです。
ニュース等でその映像を見た方もおられるかと思います。
真偽はともかく、
それ以前から自ら受けた日本や日本軍からの虐待を、
何十年も訴えてきたのでも有名なおばあさんです。
それに対し、
支援団体側はどう反応したかといえば、
支援団体のリーダーであり、
つい最近、韓国の国会議員にもなった人が、
その「従軍慰安婦」おばあさんは、
実は「本物ではない」というようなことを、
第三者側からすれば「嘘」であるというような、
あるいはそういった意味合いとも受け取れるような、
絶妙な応酬をしてきました。
ここで肝心なことは、
国会議員までなったリーダーは、
「従軍慰安婦」おばあさんに対して、
「本物ではない」と断言しているのではなく、
あくまで「匂わせている」ということです。
ですから、この一連の騒動を見て知って、
「従軍慰安婦」は「やっぱり嘘だったんだ」というような、
風潮が出てくるかもしれませんが、
それはちょっと早すぎる結論だと思います。
「断言せずに匂わせる」といった印象操作で、
「従軍慰安婦」おばあさんを攻めている感じがしますからね…
日本でもマスメディア等がよくやる手口ですね。
印象を悪くして相手を陥れるあの手段だと思います。
もっとも、この「従軍慰安婦」おばあさんは、
「自分が生きた証拠だ」と訴え続けてはいますが、
かなり前から証言や経歴等がコロコロ変わって、
信ぴょう性が非常に乏しいことが、
実は日本のみならず韓国内でも指摘されております。
マスメディアはほとんど報じませんがね…
この「従軍慰安婦」おばあさんが、
「本物」かどうか自分にはわかりません。
ま、極論すれば「どっちでもいい」です。
それが事実であるならば…
ただ、年齢詐称も疑われていて、
現在は92才だそうですが、
その年齢の割には元気だなという印象はありましたよ。
ま、いいか…
問題なのはこの「匂わせる」ことが、
本当のことだった場合です。
つまり、偽者だったということが事実であるとなると、
問題どころか、大問題に発展するからです。
これらは「従軍慰安婦」おばあさんの全ての証言が嘘になり、
支援団体やそのリーダーも全て共犯者となりますし、
さらには「従軍慰安婦」を名乗っていろんなお金を集めていたのなら、
それは明らかな「詐欺」となるからです。
しかも日本や韓国だけではなく世界中に対して、
20年以上にわたって騙していたことになりますからね。
何十年も続く歴史認識問題からすれば、
天地がひっくり返るぐらいのインパクトがありますね。
韓国の法律はよく知りませんが、
もし「詐欺罪」が適用されるなら、
歴史認識問題だけでは済まされないものとなってくるはずです。
そういったわけですので、
支援団体側や国会議員にもなったリーダーからすれば、
自己保身のため自らの地位を守るため、
同志であったはずの「従軍慰安婦」おばあさんを、
徹底的に攻めていきたいのです。
しかしヘタに断言してしまうと、
共犯者の立場になることが明々白々になってしまいますから、
単に「匂わせる」といったような、
核心をぼかすような行為をしたのではないでしょうかね…
ただし、偽者かどうかハッキリしない現状を考えると、
あくまでも推測の域を出ることはありません。
今後はどういう展開になっていくのか、
一歴史マニアとしては非常に興味深いです。
ま、日本でも「私が強制連行しました」と、
大嘘こいた救いようがない大馬鹿野郎がいましたから、
このような展開は特に驚きませんけどね。