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「1シーズンに1試合」アルビレックス新潟&アルビレックス新潟レディースの育成チームの試合を御覧になってみませんか 

根鈴雄次

2009年06月24日 21時00分00秒 | プロ野球
産経新聞が、今春のワールドベースボールクラシックの優勝を受けて、[日本の野球力]という大型連載企画を、月1回のペースでやっています。
6月の第4部は「独立リーグ」がメインテーマ。

その第2回目、記者がスポットを当てたのは、昨季まで新潟アルビレックスBCのプレーイングコーチだった根鈴雄次選手。
昨シーズン戦力外通告され、今シーズンは四国九州アイランドリーグの長崎セインツに所属中。

彼は法政大学を卒業後、アメリカに渡り、マイナーリーグじゃなくて独立リーグのチームでプレーし、帰国後はアルビBCに入団、そして今は長崎でバットを振っている―ということで産経新聞は根鈴のことを『ミスター独立リーグ』と形容しています。
記事を読めば、なるほどその敬称が相応しいキャリア。

新潟時代はコーチを兼務していたこともあって、年収は推定600万円近くあったのに、長崎は経営がカツカツなのことが大きく影響して180万円。
こんな不景気な時代だから、そうそう収入の高い仕事になどありつけないけど、でも200万円を切る報酬って……
それでも、現役を続ける彼の執念・拘り!!


この記事を読むと、四国九州アイランドリーグにBCリーグ、それに関西独立リーグが出来たことで、救われた若者たちが少なくないんだなあってのが理解るね。
社会人チームにも行けず、でも野球を続けたい人間は、渡米して独立リーグに行くしか選択肢はなかったようなものだったんだからね。
外国に行くから、手続きは大変、言葉が通じずストレスが溜まり、文化の壁も立ちはだかり、肝心の野球に注力するエネルギーが削減されるでしょ。
日本ならば、そういう「コスト」を気にする必要は無いし。
それに最近は、独立リーグ上がりのプロ野球選手も出てきたし。


ところで、文中の最後の情報に、三澤興一が米独立リーグでプレー中、というのがあるんだけど、彼、まだ現役を続行しいるんだと非常に驚きましたわい。

三澤は甲子園優勝投手で、早大のエースだった男。
他に頼れるピッチャーがいなかったこともあって、連投・連投、ちょっと休んでまた連投、の「孤独なエース」だったんですよね。
まあ、おかげで六大学リーグ通算30勝、通算400奪三振を記録した、大学球史に残る成績を挙げられたんだけど。
ジャイアンツに入団して、でもあんまりパッとせず、スワローズに移籍後もパッとせず、ドラゴンズに移籍もパッとせず。
もう引退して第2の人生を送っていると思ったら、独立リーグ、それも米国で投げているとは。
根鈴といい、なんだろ、この生き方!!
憧れるけど、自分には出来ない生き様です。

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